gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

韓国型戦闘機(KFX)開発に不可欠な核心技術移転について不可能と通知…米政府! : 軍事・ミリタリー速報☆彡

米政府がAESAレーダーの統合技術など韓国型戦闘機(KFX)開発に不可欠な4件の核心技術移転について不可能という通知をしてきたことが確認された。 国会は、このような重要な技術移転を予算執行先決課題で掲げていて、戦闘機開発事業推進が難関に直面した。
米政府が技術移転事例がないという理由で許可しなかった4個の品目はAESAレーダーと赤外線探索・追跡装備(IRST)、光学目標捕捉装置(EOTGP)、電子戦装置のシステム統合技術だ。
反面、日本に対してはF-35ステルス機の組み立て生産で合意し、これら技術の移転を事実上許容したと見られる。これにより、イ韓国型航空機開発事業団長が近い将来、アメリカと交渉を繰り広げることになるKFX事業関連技術移転件数は21件に減った。
(後略)

http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/44663045.html

そもそも、F35の開発協力国では最も金を出したイギリスでさえ、ステルス関連技術の移転なんて許されなかったのに、F35の共同開発国でもないのにアメリカのFMSでF35の購入枠を「譲ってもらう」立場の韓国が、技術移転してもらえると妄想できるのが謎すぎる。
開発協力国でもないのに、アメリカの枠を融通してもらうのだから、むしろ100%借りとなる案件で、条件を付けるなんて、ずうずうしい事言ってたら、アメリカに「なら売らない」と言われて終了なのだが。
ちなみに、韓国はF35の日本国内でのライセンス生産で、AESA、IRST、EOTGPを技術移転する、と妄想しているが、そんな事実は一切無い。
形状ステルス技術も、AESAレーダーも、日本は独自に基礎研究から開発した技術だし、光学目標補足に関しては、アメリカより先に手を付けた分野なので、実用品としてEOTGP程の完成度が出るかはともかく、要素技術としての光学目標補足なら、日本のお家芸ですらある。
大体、「アメリカのF16E/F級の性能の軽戦闘機を、アメリカの調達価格の半額以下で新規開発」なんて、常識的に考えて不可能としか言いようが無い。
何故なら、完全新規開発のF22が、生産数が少なかったが故に、調達価格が高騰したように、新規開発機は開発費が量産費の上に乗せられるので、どうしても高額になる。
一方、既に世界的ベストセラーと呼べるだけ量産しまくったF16系列機の、発展改良型であるE/F型の価格は、開発費が低く抑えられ、量産費も既に下がり切っているから、出された時点で既に「底値」に近い金額になるのだ。*1
真面目な話、F16E/Fを、一部電子装備をオミットしてKF16E/Fにしてライセンス生産する方が、まだ実現性があると思う。
て言うか、韓国が独自にステルス機を開発する最も実現性の高かったプランは、F15SEの開発費を負担して、国内でのライセンス生産を勝ち取ることだったのに、自分で根回ししていた話を、自分で蹴ったんだから、もう勝手にしろ、と言う話だろう。

*1:それでもかなり高いのは、F2並に大幅な設計変更があった事と、搭載された電子戦装備が高額な為