中国、一人っ子政策完全撤廃へ : 大艦巨砲主義！

【北京共同】中国政府が現在は限定的に緩和している一人っ子政策を、今後１〜２年で完全撤廃するとの専門家の見通しを、１１日付の中国英字紙チャイナ・デーリーが伝えた。労働人口減少への危機感が背景にある。
北京大学の専門家は同紙に対し、２０３５年までに中国は２人の現役労働者が高齢者１人を支える「超高齢化社会」に突入、経済成長が著しく阻害されると指摘。別の専門家は、一人っ子政策は来年撤廃されるとの見方を示した。
政策の完全撤廃ですべての夫婦が第２子を持てるようになる。

http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015071101001317.html

手遅れというか、悪手でしょ。
だって、既に社会インフラが「一人っ子政策」を前提に組まれてて、育児も教育も、一人っ子に可能な限りリソースを注入する前提になってる。
今更、子供をいくらでも生んで良いですよ、と言った所で、養育費の高騰で日本の若者が子供を欲しがらないように、中国の富裕層を中心に２子目は持たない傾向が続く一方、黒孩子(ヘイハイツ)を産めよ増やせよと供給してきた貧しい農村では、法の縛りが無くなって、爆発的に人口が増える。
結果、貧困層の貧困は急激に悪化する一方で、知識層でもある都市人口は今まで通り、少子高齢化になるから、都市部に出稼ぎに出てくる農村人口に都市住民が反発と排斥を始めるようになるのは時間の問題。
せめて、完全撤廃ではなく、収入に応じた出産制限撤廃にして、段階的に解禁すべきかと。
少なくとも、貧困層を爆発的に増やすのは、亡国の一手としか言いようがない。
それでなくても、食料とエネルギーの純輸入国なのに、人口爆発したら確実に暴動経由の内乱フラグになる。
中国の過去の王朝は例外なく、国民を食わせられなくなって滅んだんだから。