gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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ユーロ圏財務相会議再開 予断許さない状況 NHKニュース

ユーロ圏各国の財務相は11日の会議で、ギリシャへの新たな金融支援の協議を始めるかどうか議論がまとまらなかったため、日本時間の午後6時半、2日目の会議を開き、議論を再開しました。ギリシャへの不信感から構造改革を着実に実施するか疑問視する声が根強く、議論がまとまるかは予断を許さない状況です。
ユーロ圏の財務相会議は11日に続いて、日本時間の12日午後6時半からベルギーのブリュッセルで始まり、ギリシャ政府が求めている3年間で7兆円余りに上る新たな金融支援について協議を始めるかどうか話し合っています。
ギリシャは支援を受ける前提として、年金制度の改革や付加価値税の税率引き上げなどを含む構造改革案を提出しましたが、11日の会議ではギリシャが約束どおり実行するか疑問視する声や、さらに踏み込んだ財政緊縮策が必要だといった意見が出て議論がまとまりませんでした。
ユーロ圏各国のギリシャへの不信感は根強く、2日目の会議でも金融支援の協議開始で意見がまとまるかどうかは予断を許さない状況です。
このため、財務相会議に続いて予定されるユーロ圏の首脳会議とEU全体の首脳会議のうち、EUの首脳会議は取りやめとなり、ユーロ圏の19か国で意見の集約を目指すことになりました。
債務返済期限 次々待ち構える
ギリシャ政府はEUなどからの金融支援が打ち切られたことから、先月末が期限だったIMFに対する債務、日本円でおよそ2000億円の返済ができず、延滞の状態が続いています。
巨額の債務を抱えるギリシャには今月も返済の期限が次々と待ち構えています。
13日にはIMFに対する日本円で600億円余りの別の債務の返済期限を迎えます。
14日はギリシャ政府が日本で発行した円建ての国債いわゆる「サムライ債」の117億円の償還期限です。
そして20日にはヨーロッパ中央銀行保有する日本円でおよそ4700億円分の国債を償還しなければなりません。
特に20日の国債の償還は巨額なだけに、このままでは不可能な状況で、ユーロ圏各国のギリシャ政府に対する新たな金融支援を巡る議論の行方にかかっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150712/k10010148321000.html

まー、やっぱりな、と言う結果。
これで、3週間連続で、月曜一発目の「ドル円が超円高でグラフ断絶状態スタート」が確定したんじゃないかと。
折角、1円ぐらい戻してたのに、残念至極!
既に1回約束を反故にした上、国民投票とか姑息な手段で時間稼ぎしているギリシャ政府に不信感を持つのは当然の話で、本来なら26日までに提示されていた案より踏み込んだ譲歩を示す以外に、EU側からの支援なんて貰えないのが当たり前。
にも拘らず、未だにちまちまと瀬戸際外交なんてやってるんだから、ギリシャより辛い状態でEU内のルールを守っている国々からすれば、絶対に許せないだろう。
ついでに言えば、ギリシャ側の態度に苛立ちを募らせるドイツに対して、月末からこっち、ギリシャの態度は噴飯ものだ。
ギリシャを利用して労無く通貨安の恩恵を受けていたドイツに、色々と突っ込みどころがあろうと、金を出す側はドイツなんだから、怒らせてどうすんねん、と言う話。
借金が巨額になれば、借りてる側が強くなる、と言うのも限界があるねんで…。
1世紀ばかり前の、もう少し野蛮な時代だったなら、戦争で領土から全部根こそぎ奪われていても、文句は言えないレベルなんだから。