熊本地震｢LINE通話を10分無料｣は大問題だ | 通信 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

コメント欄に溢れる、「チョンボによる影響度が視覚化されない大問題において、悪意が無いなら何をやっても許される」的な日本人の思考停止っぷりは、どうにかならんものだろうか。
凡ミスで、悪意が無くても医療ミスが発生したら、ミスした人が自殺しかねない勢いで個人を叩く癖に、企業が善意で人が死にかねない大チョンボをしても、「悪意があった訳じゃない、ＬＩＮＥを支持する(ｷﾘｯ)」とか言っちゃうような想像力の無さが…ね。
ＬＩＮＥが独自の通信インフラを持ち、それを無償開放するという話なら、「ＬＩＮＥ△」って話であり、自分もケチは付けないし、この記事を書いた人も文句はつけなかっただろう。
しかし、現実にはＬＩＮＥはインターネット回線上のサービスでしかなく、被災地に置いて、インターネット回線は３キャリアが提供する移動体通信網と、被災して寸断された有線回線網しか無い。
普段からカツカツの移動体通信はもちろん、被災して弱体化した有線回線網に、「過度なトラフィックを誘導する」行為自体が、非難されているのに、コメント欄は「道義」とか「意義」とかの感情論しか存在していないのだ。
別に、ＬＩＮＥの「何とかしたかった」という気持ちまで否定はしないけれど、だからと言って、悪意が無ければ何をしても許される訳じゃない、と言う当たり前の指摘がフルボッコになる現実って…。