虐待死疑い、医療機関から児童相談所への報告は４割のみ : yomiDr. / ヨミドクター（読売新聞）

全国の医療機関で２０１４年度までの５年間に「虐待で死亡した疑いがある」と判断された１８歳未満の子供１５４人のうち、児童相談所（児相）に報告されたのは４割の６２人にとどまっていたことが厚生労働省研究班の調査でわかった。
厚労省は、虐待死が見逃されている可能性があるとして、子供の全死亡事例で虐待の有無を調べるモデル事業を来年度にも始める方針。
研究班は昨年１０〜１２月、小児救急などを担う全国９６２施設に、１０〜１４年度に医師が虐待を疑ったケースについてアンケート調査を実施。３７１施設から回答を得た。その結果、医学的に見て虐待死が「確実」とされたのは４２人、虐待死の「可能性が高い」とされたのは３９人、医学的な判断はできないが、過去にきょうだいも亡くなっているなど「不審点がある」は７３人だった。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160606-OYTET50005/

責任転嫁社会で、善意からの行動を求める卑しさよ。
「誤報だとしても児童相談所側で責任を取る、報告元は秘匿して守る！だから些細な事でも報告を！」と明文化すれば、報告は確実に増えるよ。
現状、日本では報告元を守る、と言う常識が無さすぎで、この手の報告はリスクでしかないのが…。