国債特別参加者資格、来月返上へ 三菱東京ＵＦＪ銀が打診 - ロイターニュース - 経済：朝日新聞デジタル

［東京　８日　ロイター］　-　　　三菱東京ＵＦＪ銀行が７月にも国債市場特別参加者（プライマリーディーラー）の資格を国に返上する見通しとなった。複数の関係筋が明らかにした。日銀のマイナス金利政策が長引けば損失が出かねないと判断したもようだ。　メガバンクが特別参加者の資格を返上するのは今回が初めて。
三菱東京ＵＦＪ銀の広報担当者は８日、資格返上を検討している事実を認めた。
関係筋によると、同銀は５月下旬に財務省に対してプライマリー・ディーラーからの離脱を打診したとしており、来月にも資格を返上する方向だ。　
今年５月時点でプライマリーディーラーに名を連ねているのは２２社。同銀の離脱で資格を保有する金融機関は２１社となる。
系列の三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券は資格を維持するとみられ、現時点で国債の安定消化を懸念する声は出ていないものの、発行予定額の４％以上の応札を義務付けられる資格返上の動きが広がれば、今後の安定消化に影を落とす可能性がありそうだ。

http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN0YU073.html

これ、悪いニュースに見えるかもしれないが、堅い利回りの国債ばかり買って投資資金運用をないがしろにしている日本のアホ銀行が多い中、大口の国債購入が減れば、その分銀行は投資を頑張らないといけなくなる。
本来の銀行業務をさせるという意味で良いニュースだし、国債に回っていた分が国内向けの投資となって増えるなら、結果的に税収が増えるので国債発行量を減らす事に繋がるから、実は良いニュースと言う可能性もある。
まあ、失われた２０年の間、国内向けの融資を絞りに絞って黒字倒産を量産しつつ、投資資金を海外に流して政府の金融緩和政策を、流動性の罠で無為にした低能銀行だから、期待はしていないけれど。