gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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公立小学校司書「今年度から ラノベが禁止になった」 - Togetterまとめ

個人的な意見を言うと、基本的には学校の図書室は勉強しに行くところだから、あんまり娯楽要素の強い書籍を目当てにした来館でにぎわってて居ても、それは本来の役割から見て逸脱し、民業圧迫になっていないだろうか、と言う気持ちはある。
しかし、小中高と図書室の常連で、様々な名作と出会うきっかけを作ってくれた図書館が、無味乾燥な学術書しかないストイックな施設になればいい、とも思ってはいない。
結局は、程度問題だと思う。
その意味で、ある程度はライトノベルや娯楽書を入れる事は良いと思うんだけど、それしか目当ての無い図書室ってのは、本選びに問題があったのではないか、という気はする。
とはいえ、本の内容でなく、見た目(表紙)で禁止するって指導を決定した教師連中の低能さは、人として教育者として「見た目による偏見と差別」を率先して行った自らに、何も感じなかったのだろうか、と強い疑問と憤りを感じる。
教育者が自ら率先して「見た目による差別(いじめ)」をして居るのに、同じ口では「差別(いじめ)はいけません」とか言ってるのだから、子供たちが「陰湿な差別(いじめ)のやり方」を学習してしまう結果になって当然と言うか。
そもそも、学校司書は、教育の現場に必要な本を揃え、ふさわしくない本を図書館に置かないようにするように、購入する本を選ぶ役割が求められている訳で、本の専門家の言を聞かずに、一律禁止と言う行為自体が、司書の仕事を一方的に素人が奪ったに等しい。
これって、教師の役割と権限を逸脱していると思うんだけど、どうなの?