gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国 南沙諸島の人工島に対空兵器を設置か | NHKニュース

中国が南シナ海南沙諸島に造成した人工島に、対空砲やミサイルを撃ち落とす対空兵器を設置したと見られることが、アメリカのシンクタンクの分析でわかり、アメリ国務省の報道官は、中国に軍事拠点化の動きをやめるよう改めて求めました。
アメリカのシンクタンクCSIS=戦略国際問題研究所は、中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で7つの浅瀬を埋め立てた人工島で先月撮影された衛星写真の分析結果を公表しました。
それによりますと、このうち5つの人工島で、全長6メートル余りの対空砲や、巡航ミサイルを撃ち落とす「近接防御システム」と見られる対空兵器などが設置されていることが確認されたということです。また、残り2つの人工島にも「近接防御システム」などの台座と見られる六角形の構造物が造られており、今後、同じような対空兵器が設置される可能性が高いとしています。
中国は、これらの人工島に3本の滑走路のほか、レーダー施設と見られるものを建設しており、このシンクタンクは、新たな対空兵器について、「アメリカなどからの攻撃に備えたものだ」との見方を示しています。
これについて、14日の記者会見で質問を受けたアメリ国務省のカービー報道官は、情報を把握しているかは言及を避けながらも、「南シナ海では埋め立ても軍事化も行われるべきではない」と述べ、中国に対して軍事拠点化の動きをやめるよう改めて求めました。
官房長官国際法に基づく中で平和的な解決を」
官房長官は、午前の記者会見で「わが国としては、常にそうした動向には注意している。南シナ海をめぐる問題は、地域の平和と安定に直結しており、国際社会にとっては極めて大きな関心事項だ」と述べました。
そのうえで菅官房長官は「これまでわが国としては、一貫して南シナ海における法の支配の貫徹を主張してきており、南シナ海をめぐる問題のすべての当事国が、国際法に基づく中で、平和的な解決、安全安心な運航を行っていく必要がある」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161215/k10010807711000.html

いやはや、好き放題やってるなぁ。
絶対に手を出してこないバラク・チキン・オバマが大統領をやってる内に、少しでも軍事拠点化を進めておきたいのだろうな。
閑話休題(それはさておき)
色々調べていたら、人工島で水は外部から輸送する必要があり、それが弱点みたいに書かれた文章があったが、よく調べてみると、最新の海水淡水化プラントだと1トン当たり0.5ドル程度で淡水化出来るらしい。
距離によるが、水をタンカーなどで輸送した場合、0.8ドル以上掛かるとの事で、ライフラインを輸送に頼る愚を犯すぐらいなら、初期費用が高くても海水淡水化プラントを導入して、人工島で水を作れるようにするんじゃないかと思ったり。
ちなみに、日本でも海水淡水化プラントで上水に使っている事例はあるのだが、1トン当たりのコストは185から500円と、上記の例の3から10倍という高価なコストが掛かっている。
理由は簡単で、常時100%の稼働率なら安く淡水化出来るのだが、日本の海水淡水化プラントは、「足りない分を淡水化する」という使い方をしているので、水が足りて稼働率が低いと、コストがドーンと上がるのだとか。
当然だが、天然の水1トン当たりの価格は、常時100%の稼働率の淡水化コストに比べても十分安いので、「足りない分を淡水化する」という運用の方が、トータルではお得になる。