gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

Androidの“正規アプリ”4種にスパイウェア混入――業界蒼白の仕組みとは − TechTargetジャパン セキュリティ

これは酷い煽りタイトル。
ここで言う「正規アプリ」とは、「Google Playで公開されている」という意味でしかなく、どっかの大手企業が正式にリリースしているアプリがクラックされて、スパイウェア入りのバージョンが勝手にリリースされたとかいう話なら「業界蒼白」なのは判るが、最初からスパイウェア入りのクソアプリが、Googleの審査をすり抜けてGoogle Playに登録されてるなんて話は、今更過ぎて、驚愕に値しないだろJK。
ちなみに、仕込まれたアプリは「外国人旅行者を対象とした、大使館の場所を探すアプリ」と「ロシアとヨーロッパ向けのニュースアプリ」という物で、わざわざ国外で大使館を探すような、オフィシャルな理由で外国を訪れる人間や、国外ニュースに興味を持つ人間をターゲットにしたアプリで、位置情報を始めとした情報を抜いてAWSやFaceBookといったクラウドサービスを経由して送られるものらしい。
有名なクラウドサービスを経由させることでで、通信がセキュリティアプリの監視をすり抜けやすいんだとか。
しかし、これが特異なのは、よくある不特定多数を狙ったクラッカーのスパイウェア入りアプリと異なり、明らかにターゲットを上流の人間に絞った点にある。
逆に言うと、このニュースで見るべき点は、それぐらいしかない。