タンス預金が止まらない ３年で３割増、根強い防衛心理：日本経済新聞

タンス預金の増加が止まらない。第一生命経済研究所によると、直近の２月末時点で43兆円と前年同月比８％増えた。増加額は３兆円で国内総生産（ＧＤＰ）の0.6％に達する。日銀はマイナス金利政策による預金金利の低下が一因と分析するが、金利はすでにないようなもの。現場を探ると、金利では説明できない問題が見えてきた。（高見浩輔、川瀬智浄）
紙幣の発行残高は２月末で４％増の99兆円。このうち決済などに使われる…
(後略)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC27H0X_Y7A320C1NN1000/

途上国と違って、銀行破綻リスクがゼロに等しいから、タンス預金って、むしろデメリットの方が多く、タンス預金する程の余剰資金があり、運用するほどのやる気も無いなら、国債でも買うがなぁ。
蟹将軍がやってる、手元にある程度の纏まった現金を確保しておく手法は、普段から現金決済メインで、銀行荷降ろしに行く手間がメンドイ向きには便利だと言う事は理解したけれど、あくまでも生活資金レベルだし。
よく、タンス預金は脱税しやすいってのを「タンス預金のメリット」に挙げられているけれど、脱税を追及されるほどの額だと、タンス預金だろうと税務署は捕捉できるので、むしろバレた時の追徴が怖い。
贈与税についても同様で、非課税分を毎年こまめに贈与しておく方が、脱法リスクを負う必要が無いし、それ以上の額なら、別な節税方法が有る筈なので、「素人にもできるし、理解しやすい」という以外のメリットが無く、そんな方法をプロの徴税官が判らない筈も無い。
真面目な話、後ろ暗い事が無ければ、正攻法で節税する方がメリットが大きい。
ヤクザも政治屋も理解している事だけど、「法律は味方につけた方が儲かる」のだ。
明らかな脱法じゃなくて危険ハーブとか、現代の奴隷制度と言われる外国人研修生制度とか、年金や生活保護を悪用したナマポ・介護ビジネスとか、ヤクザのシノギの多くが、明確な違法行為でなく、グレーゾーンで行われるのが、判りやすい例だと言えるだろう。