gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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フランス大統領選まで1週間 混戦の様相 | NHKニュース

フランス大統領選挙の投票まで1週間となり、これまで世論調査の支持率で首位を争ってきた極右政党のルペン党首と無所属のマクロン前経済相の勢いにかげりも見える一方で、急進左派の候補が急速に追い上げるなど、混戦の様相を見せています。
フランスの大統領選挙は、今月23日に1回目の投票が行われ、過半数を獲得する候補がいなければ、来月7日に上位2人による決選投票が行われます。選挙には11人が立候補していて、EU=ヨーロッパ連合との関わりや移民や難民の受け入れの是非などを巡って、激しい選挙戦を繰り広げています。
14日に発表された世論調査の支持率では、極右政党・国民戦線のルペン党首が23%、無所属のマクロン前経済相が22.5%で首位を争っていますが、いずれも一時は25%を超す支持を集めながら、今月行われたテレビ討論のあと勢いにかげりも見られます。
これに対して、急進左派の左派党のメランション元共同党首が若者を中心に支持を広げ、1か月で支持率を8ポイント伸ばしているほか、共和党のフィヨン元首相も保守層の根強い支持を集め、いずれも19%で並んでいます。
このため1回目の投票は4人の候補が競り合う混戦の様相を見せていて、どの候補が決選投票に勝ち進むのかが、焦点となっています。
また、一部の世論調査では、誰に投票するか決めていないと答えた人が30%余りに上っていて、こうした浮動票の行方が選挙の結果を大きく左右することになりそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170416/k10010950101000.html

極右のル・ペン党首は、保守としては割と真っ当な主張をしているタイプで、EUを崩壊させかねないギリシャのユーロ圏離脱(グレグジット)を除けば、リスクの高い主張はしていない。
一部で、フランスのユーロ圏離脱(フレグジット)するんじゃないかと言う懸念が挙げられているが、EUという仕組みで一番得している国がフランスであり、長年のライバルであるイギリスが一抜けする以上、むしろ大陸側は強く結束した方が利益になるのがフランスの立場なので、よっぽどトチ狂わない限り、そんな主張はしないと思う。
対する無所属のマクロン前経済相は、判りやすく中道左派。しかも、金持ち受けしそうなユーロ堅持派で、グローバル経済を未だ信奉しているタイプらしい。
これに加え、メランション元共同党首とフィヨン元首相がそれなりの支持率を確保している様子なので、なかなかの混戦になりそう。
上記4名の内、「ないわー」なのがメランション。経済に強そうなタイプに見えて、実は一番時代遅れっぽいのがマクロン。安牌過ぎてつまらないのがフィヨン。当選したらトランプと気が合いそうなのが、ル・ペンだと思う。
日本にとって良い選択、と考えたが、どれも日本とは関係ない候補ばかりで、まあ、メランション以外なら、ぼちぼちなんじゃないかな…という感じ。
なお、メランションが当選したからと言って、日本が直接困る訳ではない。
ただ、フィリピン、アメリカに続いて、ルーピーに率いられた国がまた一つ、増えるだけだ。