gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

「中古品にはトラブルが多く我慢ができる気がしない。お金がないときに中古品を購入するのはあり?」 - 斗比主閲子の姑日記

世の中には、「高くても新品で買うべき物」と「中古で買った方がお得な物」と「中古で無ければ手に入らない物」の3種類に大別される。
逆に「新品でなければ買えないもの」は電子マネーとか一部利用制限の厳しいチケット等、利用機会が極端に限定されている物ぐらいで、かなりレアである。*1
最後の一つを除き、これらを区別するものは何か、と言えば「中古価格の値引きが、中古であるデメリットを打ち消しうるか」だ。
並べて比較し、プラスが出るものが「中古で買った方がお得な物」、マイナスな物が「高くても新品で買うべき物」、そもそも市場に新品が無い物が、「中古で無ければ手に入らない物」だ。
これを理解しないで、何でも中古で買うのは愚かしいし、金も無いのに何でも新品で買うのも、贅沢と言う物だろう。
まず、「中古車」に関していうなら、自分で目利きする能力が無いなら、間違いなく「高くても新品で買うべき物」に分類される。
これは、高額家電類、特にパソコン・スマホなんかも同様で、相場観と中古市場に関する最低限の知識も無しに、素人が手を出せば、分の悪いギャンブルと変わらない世界になる。
それ以外にも、使用によって消耗するものは、「高くても新品で買うべき物」に該当する。
基本的に「衣類」や「ブランド品」もここに分類されるのだが、ダメージジーンズなど、使用感がある事で価値が出るものも存在する為、肌着・下着でもなければ、中古衣類と言う物は、「中古で買った方がお得な物」にも該当する。
一方、本やCD、DVDといった、「消耗しない」商品も、「中古で買った方がお得な物」に該当する。
…が、多分に「趣味」の物なので、お金に余裕があるなら、「他人の手に触れられていない、新品が欲しい」というのは当然の欲求であり、金が無いけど量と質を高めたい、と言う趣味人ならともかく、これもまた「常に中古を買う」という物でもない。
これがより極端なのが、フィギュアで、これも「消耗しない」商品なのだが、中古商品に対して忌避感が強く出てくる商品の一つであり、中古購入のハードルは高い。
最後に、「中古で無ければ手に入らない物」。
簡単に言えば、骨董の類である。いや、それに限らず、車やバイク、本やCD、DVDも絶版品など、新品で買う事が出来ないものが欲しければ、嫌でも中古を買うしかない。広義においては、転売品も含まれる。
こうした分類や商品知識を、普段から覚え、鍛える気が無いのなら、黙って新品を買うべきで、中古はリア友から譲って貰う範囲にすべきだろう。
…ぶっちゃけ、「他人よりお得に」生きたいのに、その為の「努力をする気が無い」と言う人が、努力する人よりメリットを得られる訳が無いなんて、子供でも判る理屈なんだけど、この手のフリーライダー発言は無自覚だよね…。

*1:国家とか軍事とかビジネスの世界はまた別だけど、そこまで書かなくても判るよね?