gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「足を引っ張る味方」の役割について、あるいはワールドトリガーすごいよねという話: 不倒城

(前略)
物語における「トラブルメーカー」とか「足を引っ張る味方役」みたいなものを提起して、その存在についての好き嫌い、みたいな話ですね。これ自体は、最終的に好みの問題だと思うのでどうこういう話ではないのですが。
(後略)

http://mubou.seesaa.net/article/454425324.html

そう、結局は、好みと使い方の問題でしかない。
例えば、茅田砂胡作品だと、主人公たちが超有能で超強い、「足を引っ張る味方役」もめったに出て来ない、更に物語上際立たせるために、敵がとてもとても無能で不運に描かれる。
これはこれで、俺Tueeeが極まって好きな人には、堪らないカタルシスが得られる一方で、展開にメリハリが乏しい、というデメリットが生まれる。
また、例えば、ガイナックス作品は派手な外連味が強く、「足を引っ張る味方役」は出て来なくても、簡単に「上には上が」と派手にパワーインフレしていく傾向がある。
足を引っ張られる不快感は無いが、どこまで行っても上には上が出てくると言う展開に、多用されれば「ああ、またか」と飽きられるだろう。
ちなみに、自分はどちらの作品も大変楽しんでますよ。念の為。

(前略)
勝因って、書くの結構難しいんです。現実でも、勝因のない勝利はあっても、敗因のない敗北はない、とか言いますしね。「どっちかが強かった」だけだと話は作りにくいし、逆転のカタルシスも演出しにくい。
(後略)

http://mubou.seesaa.net/article/454425324.html

これは間違いなくある。
逆に言うと、この辺りを処理する手法の違いや、さじ加減が、上手いプロのテクニックなのかもね。
なお、「ワールドトリガー」は読んだ事無いので、ノーコメント。