ＳＵＢＡＲＵでも無資格検査発覚 | NHKニュース

自動車メーカーの「ＳＵＢＡＲＵ」は、群馬県にある工場で、資格のない従業員に車の出荷前の検査をさせていたことがわかりました。日産自動車に続いて、ＳＵＢＡＲＵでも不適切な検査が明らかになったことで、日本の自動車メーカーの品質管理が問われることになりそうです。
資格のない従業員による不適切な検査が明らかになったのは、ＳＵＢＡＲＵの群馬県太田市の工場、「群馬製作所」です。
関係者によりますと検査の資格を取るため研修中の従業員が、車の出荷前の検査を行っていたことが、ＳＵＢＡＲＵの社内調査で明らかになったということです。
検査は、完成した車の安全性をチェックするために資格をもつ検査員が行うよう国がメーカー側に義務づけています。
しかし日産自動車で国内に６つあるすべての工場で、資格のない従業員が検査していたことが明らかになり国土交通省は、国内の自動車メーカーに対し、同じような不適切な検査が行われていないか調査するよう求めていました。
ＳＵＢＡＲＵでは、近く、国土交通省に不適切な検査があったことを報告し、すでに販売された車の検査をやり直すためにリコールが必要かどうか、判断することにしています。
日産自動車に続いて、ＳＵＢＡＲＵでも不適切な検査が明らかになったことで、日本の自動車メーカーの品質管理が問われることになりそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011199551000.html

貧すれば鈍する。
シャープの倒産騒動から鴻海への身売りまでの一連の騒動に、東芝の粉飾決算、神戸製鋼所のデータ改ざん、日産の無資格検査とまあ、次々と明らかになる企業不祥事だが、その全てが「経営者の無能を末端が支払ってきたツケ」である、と断言できる内容ばかり。
それでいて、当の経営者達は、自分たちの資産と権力はしっかりと握ったまま逃げ散って、何の責任も取らない。
江戸の昔から、日本の組織に於いては「下から中堅は優秀なのに、上に行くほどに無能が蔓延る」と言われているのだが、この辺りの自浄作用の無さが、原因なんだろうなぁ…。
あと、日本の資格制度の一部には、ニッチ過ぎて省庁の既得権益になってるものもあり、これもその一つ、と言う意見もある。
資格じゃないけど、漁業権なんて、江戸の昔からある既得権益が現代にスライドして残ってるようなもので、ガッチリ囲われており、今でも通用している訳で、日本に於いて、既得権益の破壊ってのは、本当に難しく、弊害が大きい物だと思う。