gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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空自F-4ファントムⅡの後継機F-35A、F-4のマッハ2.2から1.6と鈍足になる! : 軍事・ミリタリー速報☆彡

アホだ…。
瞬間最高速度と、平均速度の区別が付かないなんて…。
マッハ2を超える速度は、アフターバーナーを使った場合の瞬間最高速度で、短時間しか出せない。
具体的に言うと、F15はアフターバーナーを全開にすると、満タンからガス欠まで15分である。
更に言うと、超音速飛行中は直線的にしか飛べず、戦闘機動出来ないので、ミサイルの回避も出来ない。
つまり、「空戦に超音速は不要」という新常識が、ベトナム戦争以降に広がり、第4世代戦闘機で「最高速度競争には意味が無い」という総括が得られたアメリカは、F22でもアフターバーナー使用時の最高速度こそマッハ2.0まで要求したけれど、スーパークルーズと呼ばれる「超音速巡航」を重視して、平均速度が高い事を重視している。
これは、比較的新しい設計のEF2000も同様。
ちなみに、第4世代戦闘機である傑作機Su25やMig29をベースとした派生機ばかりのロシア機は、最高速度はマッハ2.2を誇るが、アメリカで言うならF15の派生機であるF15EやらF15Kがマッハ2.5出せるってのと同じ話なので、別に意図して最高速度を高くしている訳じゃない。
Su35とかSu57とかMig31とかMig35も、スーパークルーズ能力を持つが、これはエンジン性能の向上で付随的に発生した事象って感じで、限定的だと言われる。
…まあ、F35はスーパークルーズ能力も、搭載武装が4.1トン以下限定だけどね(爆)
限定的とはいえ、スーパークルーズが出来る以上、国土が南北に長く、領空が広い日本で、戦力を縦横に移動させる場合、F2やらF15より、早く展開できる訳で、その点では悪くないかな、と。