米国、東アジアへの特別部隊派遣検討 中国に対抗 - WSJ

米国防総省は東アジアに重装備の海兵遠征部隊（MEU）を派遣する計画を検討している。軍関係者が明らかにした。米国は中国の影響力拡大に対応するため中東の兵力を削減するなど、配備の再編に動いている。
トランプ政権は先月「国家防衛戦略」を発表していた。これは、アジアの軍事力増強に向けた初めての具体的な取り組みとなる。
この新戦略と昨年12月に発表された国家安全保障計画では、米軍を中東から引き揚げる一方で、「戦略上の競争相手」と位置づける中国とロシアに対抗するため配置を見直すという目標が掲げ...
(後略)

http://jp.wsj.com/articles/SB12684543337315534483804584035362277157056

具体的には、Ｆ３５Ｂを運用できる強襲揚陸艦ワスプと護衛のイージス艦２隻、補助艦艇が更に２隻、２２００人規模の海兵遠征部隊の追加派遣らしい。
ぶっちゃけると、日本の自衛隊に作る予定である「日本版海兵隊」も、不要だ高いだ言われたけど買ったオスプレイも、そしてこないだ話が出てきたＦ３５Ｂの調達検討も、アメリカが今回編成した「強化型遠征打撃群」を日本でも構築する為に必要な、要素な訳で、「長躯して敵本土を攻撃する空母機動艦隊」は要らないけど、島嶼防衛の一環として、奪われた離島を奪還する為に使える、最新の水陸両用即応部隊の編成を進めているっていう話になる。
となると…ウェルドッグを持たない「いずも型」でＦ３５Ｂ運用ってのは、かなりブラフに近い話で、本命はおおすみ型輸送艦のような「兼用」ではない、専用の強襲揚陸艦を新造する事だと思う。
おおすみ型の次級が２０１９年予算で計画されるらしいけど、それを同様の「多用途艦」にしてしまうと、本来の輸送艦としての任務に支障が出かねない。
本気で水陸両用部隊を作るなら、分けるはずだけど…どうなる事やら。
仮に、ワスプ級やアメリカ級と同等を目指すなら、海自最大の４万トンクラスになる。
中国は「たった２万６千トンクラスのいずも型を事実上の空母と責めた」が、今度は何と言う心算かね？