gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「世界初」水上の移動球体ホテル ハウステンボスへ

(前略)
球体は「ノアの球船」と呼ばれる。直径6・4メートル、重さ10トン。上下2層になっており、上が客室、下は機械室になっている。風呂やトイレを備え、最大9人が乗船でき、3人程度が宿泊できる。動力はなく、船などでけん引して動く。
球船は科学技術系のビジネス翻訳を手がける田原潮二さん(69)=芦屋市=が考案。阪神・淡路大震災をきっかけに、水に浮かべて災害用シェルターとして使う発想だった。
だが球形の船は前例がなく、建造まで至らないまま構想はお蔵入り。2015年、HTBの澤田秀雄社長が話を聞きつけ、客室としての実用化を提案した。
(中略)
製造は昨年1月から姫路市の「オクムラボート」(奥村雅晴社長)が進めた。完全な球形を造るのは困難を伴い、球を4分割した型を使って仕上げた。4トンの重りを最下部に積むことで、波で揺れた際の復原力を持たせた。
(後略)

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%E3%80%8D%E6%B0%B4%E4%B8%8A%E3%81%AE%E7%A7%BB%E5%8B%95%E7%90%83%E4%BD%93%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB-%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%81%B8/ar-BBJUUKS?li=AA4ZnI&ocid=ientp

ああ、やっぱり発想の大本は災害用シェルターか。
10tだと、軍用の大型ヘリじゃないと吊り下げての輸送も出来ないか…。
でも、4tが復原力を確保する為のバラストなら、実質6tなので、輸送のハードルは下がりそう。
あとは、4tの部分を動力に入れ替えて、多少の航走力を持たせても面白い。
小さな漁船に牽引されている写真を見たが、球形ってのは、やはりインパクトがある。
ただまあ、発想の元になったアイディアに於いて、「球形である」というのは特に科学的な意味がある訳でもない、単なる見た目の意味合いしかないので、喫水の下に関してはバラストがもっと少なくても安定する形状をしていても良いと思う。
例えば、下に数メートル伸びたフィンとその先にバラストを付ける事で、牽引時の安定性を増したり、4トンも無駄なバラストを載せなくても、十分な復元力を持たせるとか。
まあ、でも、こんなバカみたいなアイディアが実現される時代がまたやって来たのは、良い事だと思う。