gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

織部ゆたか(iiduna_yutaka)さん による「財務省文書」書き換え前の記載についての解説 - Togetter

なんか、またアカヒが懲りずにモリカケやってらぁ、いい加減、問題捏造やらかした新聞社が証拠も出さないで騒いでるんだろう、と放置してたら、なんか改竄とか騒ぎ出してるのだが、改竄が見つかったのが、元々は6年前の文書。
つまりは、民主党政権末期に作られた文書になる。
そして、決裁文書の書き換え内容に関しては、まとめと下記の記事でも示されている通り、

財務省の富山一成理財局次長は「理財局の一部職員の判断で書き換えた」と説明し、政治家の指示は確認できていないとした。

https://this.kiji.is/345830182231786593

政治家の関与が無く、むしろ政治家の関与をはね除けた事を示す文書だった。
が、土地ゴロヤクザに瑕疵を指摘されて財務省がボロ負けしましたって内容を隠す意図が見えるだけで、これを政府の関与と結びつける方がおかしい。
ただひたすらに、財務省の問題としか言いようがない。
財務省の体制改革しろって話ならともかく、麻生財務大臣の進退に直結させようってのが、無理筋だろう。
こんな話で、麻生がG20欠席させられた方が、損害デカいんじゃが…。
参考:森友学園問題、朝日新聞報道「財務省が決裁文書の書き換えの疑い」についての時系列まとめ(2018年3/12版) - Togetter
ざっと調べた感じ、相変わらずマスコミも野党も、与党sageしたいだけで、問題の本質とか、解決をこれっぽっちもしようと考えていないって雰囲気。
そして、一番大きな問題は公文書改竄が、やらかした個人の資質ではなく、組織的風土の問題ではないか、と疑わしくなってきた点にある。
まあ、歴史的に政体が変わると自分に不利益のある書を焚書してきたアジア民なので、組織文化と言うより、民族文化なんじゃないかと疑いたくなってきているけれど、それはまあ、横に置いて、アメリカと違って、政権と官僚の進退に直接的な関係が無く、官僚は終身雇用が保障される事で、政権に対して中立な立場を持てる。
官僚にとっては、政権がどれだけ変わろうと、自分たちに影響がないのだから、政治家に対する忖度によって得られるインセンティブが無い、と言うのが、官僚の中立性の「建前」であり、国政に強い影響力を持ちながら、選挙で選ばれる必要も無く、国民の審判も必要としないという官僚の既得権益の源泉だった。
これが大きく揺さぶられたのが、民主党政権下で政治が予算や人事を盾に官僚組織に対して露骨な圧力をかけた時期ぐらいなんだけど、今回発覚した「決済文書の書き換え」という大問題*1は、この建前を崩し、官僚の既得権益であった「政権に左右されない終身雇用(権力)」が連鎖的に破壊されかねない危機を招いている。(国民にとっては好機)
国民としては、そっちの方に興味や改善努力して欲しいんだけど、野党は無理筋で与党sageするばかり。
いい加減、野党にマスコミは、自分たちが確実に勝つ方策を、地道に成果を積み上げると言う努力をする気が無いのかと聞きたい。
財務省の文書書き換え問題に関しては、叩けば確実に財務省が負ける必勝案件なのに、無理筋で与党とかに責任を擦り付けて倒閣とか、筋が悪いにも程がある。
倒閣に成功したとしても、自分たちが与党取った時に、もし政府に不満を持つ財務官僚1人が、ちょろっと文書を改竄するだけで政権を倒せるようになるって事だということに、理解しとけと。*2

*1:何が問題って、正規の手続きと適切な権限によって確定した内容が、後から勝手に書き換えられると言う事は書き換えした人間によって、幾らでも捻じ曲げる事が出来る、と言う事になるから。今回は単なる省の不始末の矮小化と言う観点で書き換えられているが、野党やマスコミが偏向報道で誤認させようとしているように、政治による国政の私物化を隠ぺいする事も出来るようになる…まあ、今回はそうじゃない訳だが

*2:そもそも、この程度の内容で、決裁文書を書き換える、と言う違法行為が行われた、と言う事が既にヤバい。書き換えと言っても、大意を捻じ曲げるようなものでは無かったが、下手をすると財務省内では、日常的に決裁文書を書き換えるという違法行為が行われていた可能性すら示唆しているんだから