gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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防衛省が「宇宙部隊」新設へ 宇宙ゴミや不審衛星を監視 - ライブドアニュース

防衛省は「宇宙部隊」を新たに設ける方針を固めた。
部隊は「宇宙ゴミ」(スペースデブリ)と呼ばれる人工衛星やロケットの残骸のほか、他国の不審な衛星などを監視。陸海空の各自衛隊が統合運用する。2022年度をめどに設置する予定で、政府が来月改定する「防衛計画の大綱(防衛大綱)」にも新設が明記される。19日、複数の政府関係者が明らかにした。
防衛大綱では陸海空に加え、サイバーや宇宙、電磁波など新たな領域の防衛力強化を打ち出す。「宇宙部隊」の新設はその柱の一つになる。
宇宙空間では宇宙ゴミが急増し、人工衛星と衝突する危険性が増大している。また、中国は他国の人工衛星を攻撃する兵器の開発を進めているとされる。

http://news.livedoor.com/article/detail/15619206/

予算はどーする気だろう。
デブリ監視はアメリカでも欧州でも、軍の管轄下にある複数の観測施設*1で実施しているのだが、日本では「宇宙開発が、完全に軍事と切り離されている」が故に、JAXAの協力の元で発足した宇宙ベンチャーが、「民生用でかつデブリ観測専用の設備としては世界で初」とか言って活動しているのが実情である。*2
つまり、機材も人材もノウハウも、全てゼロから自衛隊が積み上げる必要があるのだ。
すんげー無駄。
いい加減、平和憲法とかさっさと捨てて、航空宇宙分野の最新研究は、自衛隊と足並みを揃えてやらないと、無駄な費用と人材のロスばかりが発生してしまうと思うのだが。

*1:アメリカは世界中に17カ所の観測施設を持つ

*2:精度も低く、600kmで1mサイズのデブリ検出が限界。欧州は1000kmで1cmまで行ける