きっとみんなもやっている。位置情報が追跡されちゃう5つの行動 | ギズモード・ジャパン

位置情報も、コネクティングドット。
｢どこかで自分の位置情報が誰かの手に渡っているかもしれない｣と察したことのある人は少なくないでしょう。場合によっては、位置情報を許可してないのにデータが収集されることもあるようです。
ニューヨークタイムズ紙によると、アメリカでは2億台のスマホからかなり緻密な位置情報が収集されていることがわかりました。こうした情報は"匿名化"されつつも、さまざまな情報を結びつけて毎晩どこで眠りにつき、毎朝どこを通って出勤し、どこに行きつけの場所があるかなどの情報を割り出すことも可能だと指摘されています。
でも、一体どのようにして情報は収集されているのでしょうか？ アプリでランニング記録をシェアしたり、Facebookで近所の店の広告が表示されたり、Instagramで場所をタグ付けしたり...位置情報が追跡されやすい5つのポイントをまとめました。
(中略)
1. アカウントにログイン
Amazon、Facebook、Gmailなどのサービスにログインするたびに、ざっくり言ってあなたがどこからサービスを利用しているか情報を得ようとします。
(中略)
2. 画像に位置情報を追加
もはや周知の事実ですが、Instagram、スナップチャット、Facebook、Twitterなどで投稿するときに場所をタグ付けすると、アカウントに位置情報が紐づけられます。
(中略)
3. パブリックWi-Fiを利用
(中略)
こうしたWi-Fiへアクセスする際にはトレードオフとして位置情報を送信している場合もあります。
(中略)
4. ランニングの記録をSNSで共有
みなさんのなかに、フィットネスアプリでランニングコースを共有したことのある方はいますか？ 以前には、サイクリング＆ランニングアプリのStravaが 匿名化されたデータが誤って秘匿なはずの軍事基地を公開してしまうこともありました。 たとえ一般公開していないデータであっても、ワークアウトのデータからユーザーの位置情報が特定される可能性も捨てきれません。
(中略)
5. スマホを使う
｢どのアプリにも位置情報へのアクセスを許可していない｣という人はどうでしょう？ 残念ながら、スマホが多くの位置情報を抑えているのはたしかです。しかもそれはGoogle（グーグル）、Apple（アップル）製品だけでなく、どんなモバイルデバイスでも同じことがいえます。
(中略)
最後に、AppleやGoogleがどのように個人情報を扱っているかは、また別の話になります。暗号化や匿名化が行なわれているにせよ、データが収集されていることには変わりありません。こうしたデータをGoogleほど広告提供者に売り出していないというAppleでも、プライバシーポリシーによれば位置情報が"パートナー"に提供されていること、またそれがApple NewsやApp Storeの広告を表示するのに使われていることがわかっています。

https://www.gizmodo.jp/2018/12/5-more-ways-your-location-can-be-tracked.html

位置情報、それも数日間にわたる情報があれば、自宅から職場、行きつけの店が露呈して、個人情報の大半が丸裸になる、と言われて久しい。
これは、携帯電話…ガラケーの時代から言われていたもので、携帯電話が最寄りの基地局にログを残す為、電話番号が判れば、移動体通信業者は、ほぼ個人の生活範囲を特定できてしまう。
ついでに言うと、移動体通信業者は料金請求の為、個人情報をがっちり電話番号に紐づけているので、その気になれば、自社内の情報だけで、個人の特定が可能である。
スマートフォンは、更にＧＰＳを利用した詳細な位置個人情報を蓄積するに至っているが、Ｇｏｏｇｌｅアカウントに個人情報…氏名、電話番号、クレカ情報を紐づけていなければ、Ｇｏｏｇｌｅは自社内データのみで個人を特定する為には、多少のソーシャル的手法を組み合わせなければ無理である。
一方、Ａｐｐｌｅは自社を中心とした決裁サービスを推進しており、自社内に多数の個人情報と紐づけたＡｐｐｌｅＩＤを保有している。
記事では、広告会社であるＧｏｏｇｌｅよりＡｐｐｌｅの方がマシ的な書き方になっているが、実の所、Ａｐｐｌｅの方が、個人情報の収集レベルで言えば、高かったりする。
…話はそれたが、政府関係者だとか、巨大企業の重役だとか、作戦行動中の軍人とか、テロリストとか、ごく一部の「位置情報の露呈が問題になる人達」を除くと、スマホから位置情報の露呈を気にするなんて事は、民主主義国家の、普通の国民である限り、殆ど問題になる事は無い。
問題になるのは、独裁国家とか非民主国家の場合、政府の統制に利用されてしまう、という実例が隣国で絶賛運用中、と言うところか。
真面目な話、サウジの記者殺害だって、ＡｐｐｌｅＷａｔｃｈ経由で殺害の実況が流出したから、各国がサウジ王族による殺人行為を証明できた訳で、実の所、一般人の場合は、むしろ「自然に足跡が残る」位の方が、メリットがあるんじゃないかとすら思っている。
勿論、例外はあって、犯罪とか、後ろ暗い行為に手を染めている人にとっては、まんま証拠になり得るので、そういう人達が、熱心にＧＰＳ情報の露呈を嫌うのは仕方ないと思うが。