印、パキスタン領内空爆…カシミール自爆テロ報復 過激派拠点に : 国際 : 読売新聞オンライン

印、パキスタン領内空爆…カシミール自爆テロ報復　過激派拠点に : 国際 : 読売新聞オンライン

【ニューデリー＝小峰翔】インド空軍は２６日、パキスタンと領有権を争うカシミール地方の実効支配線を越え、パキスタン側にあるイスラム過激派組織の拠点を空爆した。インド外務省が明らかにした。
カシミール地方のインド側では１４日に自爆テロがあり、４０人以上が犠牲となったばかりで、インドが報復した形だ。パキスタンは強く反発しており、核保有国同士の対立が激化する懸念が高まっている。
インド空軍が空爆したのは、１４日のテロ後に犯行声明を出した過激派組織「ジェイシュ・ムハンマド」の拠点。インドメディアは、空軍がパキスタン北東部バラコット付近などを空爆したと報じた。
インド紙タイムズ・オブ・インディアは、インド政府関係者の情報として「テロリスト３５０人が死亡した」と伝えた。しかし、パキスタン政府は、多数の死傷者の情報を「強く否定する」としている。
両国は１９４７年の分離独立以来、領有権を巡って３度戦争を繰り返しているが、元インド軍幹部によると越境空爆は７１年の第３次印パ戦争以来だ。インドは４～５月に総選挙があり、モディ首相が強い態度を示すことで国民の支持を得ようとする狙いもあるとみられる。
自爆テロ後、両国は非難の応酬を行い、関係が悪化していた。モディ政権はパキスタンの関与を指摘した上で、パキスタンからの輸入品に関税２００％をかけ、軍事的報復を示唆していた。
これに対し、パキスタンのカーン首相は関与を否定し、証拠を要求。「インドが行動に出れば必ず報復する」とけん制していた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20190227-OYT1T50074/

既に武力行使の応酬が成されている状態でも、「戦争状態」と呼ばなければ、戦争じゃないんだぜ…。
某半島では、当事国間で停戦合意すら成されていないのに、武力行使が殆ど途絶えた上、経済協力までしてあげる始末で、９年前に一方的に迫撃砲を撃たれて兵が死んだり、コルベットを１隻撃沈されても、ロクに反撃すらできずに泣き寝入りし、政権交代したら、停戦すらしていない敵対国家が核武装して周辺国家を脅している最中に、その国と合体したい、と叫ぶ変態が酋長として君臨して気炎を上げて同盟国と準同盟国を裏切りまくっているのに比べれば、「とても普通」かもしれんが。
なお、インドのモディ首相は選挙を間近に控えており、弱気の対応をすれば高い確率で支持率を落としてしまうため、３月１日に向けて日本への威嚇を強めていた韓国大酋長と同様に、強硬な態度を取る可能性は極めて高い。
そもそも、インドの空爆自体が、選挙を見据えたパフォーマンスな訳だし。
戦闘民族国家パキスタンを相手に喧嘩を売って、相手が泣き寝入りするとか妄想をするほど、現実主義者のモディ首相も、アホではあるまい。
であれば、この件は延焼を「織り込み済み」であるはず。
それとも、「核保有国同士の自制」で手打ちする目算があるのかな？
何にせよ、ボタンを一つ掛け間違えれば、全面戦争になだれ込み、核使用もありうる「危機」だと思う。