gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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トランプ政権を酷評し騒動、英の駐米大使が辞任 : 国際 : 読売新聞オンライン

トランプ政権を酷評し騒動、英の駐米大使が辞任 : 国際 : 読売新聞オンライン

【ロンドン=緒方賢一】英国のキム・ダロック駐米大使は10日、トランプ米政権を酷評したメモが暴露され英米間の騒動に発展した責任を取り辞任した。メイ首相が下院で明らかにした。
トランプ米大統領はメモの内容を英紙が報道した後、ダロック氏を「大ばかもの」などとツイッターで非難し、今後は付き合わないと宣言した。
ハント英外相は9日、トランプ氏に反論し、大使を交代させないと述べていた。メイ氏は下院での答弁で大使の辞任について「とても残念」と述べ、「政府は公務員の率直な意見に支えられている」と説明した。
ダロック氏は辞表で「職務を続けることは不可能になった」と理由を説明した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20190710-OYT1T50393/

そりゃ、順当に行けばあと5年近く大統領で居続けるだろう相手を、国に上げる報告書で直接的に罵ってた事がバレて、名指しで「無視する」と言われてしまった外交官なんて、もはや仕事になる訳が無い。
ぶっちゃけ、他の国に派遣されても、ずっと風聞が付きまとう事になるだろうし、外交官生命が終わったまである。
イギリス政府が「大使を交代させない」なんて言うのは、大使本人にとっては、仕事が出来なくなった穀潰しとして、大使館のお荷物になるだけで、エリートであればある程に辛い立場だし、イギリスにとっても対米外交が機能不全になるだけだし、アメリカにとっても対英外交窓口が、実質的に消滅する訳で、誰にとっても不幸になる話だった。
というか、この流れは、イギリス政府的に、大使の自主的な辞任までがセットで考えられていた茶番だとは思うけど、半ば自業自得とは言え、詰め腹を自主的に切らされた駐米大使は、いい面の皮だよね…。