gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

ドル転してみた

じぶん銀行が手数料を0.25円から0.05円まで下げていたので、チャンスとばかりにドル転。
円→米ドル 103.05円。*1
ぶっちゃけ、102円前半だった頃にドル転するより分の悪い為替であったが…。しかもドル転した後も円高進行してるけど…。
とりま、今晩の状況を見て、早々に損切りするか、適当なところで利確するか、何にせよドルで持っている期間は短いと思われ。

*1:手数料込み103.30円以上円安ならプラス

ラノベ新人賞応募作の10人に1人は、いまだに三点リーダーの使い方が間違っていて、下読みが爆笑している - Togetterまとめ

プロ小説家がツイートしているけれど、「面白いが正義」。
3点リーダー「ごとき」で落されていると言う事は、一番最初の「面白いか否か」というハードルでコケているという冷たい現実は割と置き去りになっているというか。
なろうとかのシロウト小説の山に飛び込んで、良作を探す人々を「スコッパー」と呼ぶらしい。
人間は、「慣れる生き物」であるから、シロウトの悪文も読んでいるうちに、ある程度は「まあ、こんなもん」と読み流せるようになるのだが、歴戦たるスコッパーですら「スコップが折れる」と言うくらい、図抜けた悪文は読み手の心身を消耗させる。(クトゥルフ関係の書物を読むとSAN値が下がるみたいなもん)
以前、一度、好みのキーワードで抽出して上から順に読んだ事かあるのだが、評価が高い作品はともかく、評価が低い作品は数行読むだけでも苦痛で、なんでたったこれだけの文章を読むだけでこんなに辛いのかと、スコッパーと呼ばれる勇者の艱難辛苦の一端を垣間見たものである。
そのとき悟ったのが、「一定以下の文章は、面白い面白くない以前の問題で、辛い(つらたん)」と。
個人的には、仕事とは言え、読み手を無視した悪文に一度は目を通さなければならない下読みと言う仕事は、過酷だと思う。
…まあ、ツイッターで、本来なら守秘義務が絡むであろう仕事に関わる話を垂れ流してしまうモラルの低さは、また別の問題として。

シャドーバンキングの中誠信託、巨額デフォルト回避へ - WSJ.com

【北京】中国の中誠信託は、不良債権化の危機に直面していた30億元(約510億円)の貸付信託の償還方法を見いだしたもようだ。規制の緩いシャドーバンキング(影の銀行)業界を揺るがしかねない巨額損失を回避できる可能性が浮上した。
中誠信託は27日、炭鉱運営会社の山西振富能源集団に貸し付けた信託金をめぐり、債権を株式に転換する形での債務再編計画を発表した。
その一方で、ある投資家が山西振富能源に出資し、約700人の信託委託者が手にする株式を買い取るという。中誠信託は山西振富能源を救済する投資家の名や具体的な出資額を伏せている。ウォール・ストリート・ジャーナルが話を聞いた2人の委託者によると、元本は償還されるものの、分配金の支払いはない。
中誠信託は先に、1月31日に期限を迎える償還金を支払えない可能性があると発表した。こうした事態になれば、シャドーバンキング業界の中核的な投資家が初めて損失を被り、中国の金融システム全体の健全性に疑問を投げかける結果になると懸念されている。この信託商品を販売した際には中国首位の資産額を誇る国営銀行、中国工商銀行(ICBC)が窓口を務めたが、同行は投資損失に責任を負わないと述べている。
アナリストらは今回の対応について、債権者の損失を政府などの第三者が肩代わりする「ベイルアウト」を意味し、無謀な貸し付けを助長するだけだとの見方を示した。バンクオブアメリカ・メリルリンチの中国ストラテジスト、デービッド・ツェイ氏は「モラルハザード(倫理の欠如)が強まる」と述べた。
野村ホールディングスの中国エコノミスト、チャン・チウェイ氏は「規制当局の時間稼ぎの意味合いが強い」とし、「(当局は)金融ショックが起きた場合に対応するための枠組みを用意しつつある」と話した。
中誠信託は先週、信託委託者への償還を実施するために出資者を「積極的に」探しており、関心を示している「複数の」投資家と協議に入っていることを明らかにした。アナリストの間では、山西振富能源の炭鉱での生産再開が新たな出資者探しに一役買うとみられていた。
中誠信託の運用資産額は12年末時点で116億元(約1965億円)と、中国の信託会社としては最大手の一角を占める。

http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304461804579347241367283558.html

コレは凄い。
何が凄いって、日本は、かつてのバブル崩壊後の不良債権処理に関して、公的資金を使った金融機関に対する資金注入で延命しつつ、不良債権を自前で処分させるという「正道」を取った。
結果として、銀行は貸し渋りが横行し、新規事業の縮小、黒字倒産が発生し、失われた20年を甘受した。
しかし、中国では、突如、謎の投資家が登場して、不良債権を買い取った。めでたしめでたしwww
…んな馬鹿な!!
記事にあるとおり、誰も「謎の投資家」が「中国共産党」である事を疑っていないから、「モラルハザード(倫理の欠如)が強まる」と懸念している訳で。
今回は「たったの」500億円規模だから、中国がこっそり輪転機を回して市場に資金を垂れ流したのだとしても、影響は小さい。
しかし、これから連鎖的に増え続ける不良債権処理を、同様の手法で切り抜けて行った場合、悪性インフレが始まり、どこかで通貨不安が発生する。
一度通貨不安が発生してしまえば、それを止める事は誰にも出来ない。
さて…中国はどこまで「嘘」で世界と自分を騙し続ける事ができるのか、楽しみである。

「人類よ、おやすみ」中国月面探査車の異常、ネットで大反響 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

日本のはやぶさが、擬人化されたり感動話として盛り上がったのにあやかろうと思ってるんだろうけれど、はやぶさのように前人未到の話ならともかく、3番目の後発組なのに、40年も前の前2回と比しても早々に失敗こいた話だから、どうにもはやぶさの時のように感情移入するような物語性がちっとも無いというか。
「人類よ」とか言いたいなら、前人未到のプロジェクトで、物語にするなら2から3回くらいは「奇跡の復活」してからやってくれ、と。