JAXA｜技術試験衛星VIII型「きく8号」（ETS-VIII）「きく8号」による岩手県上閉伊郡大槌町への人工衛星回線の接続開始について

JAXAは東北地方太平洋沖地震における災害対策支援として岩手県上閉伊郡大槌町へ「きく8号」を用いた人工衛星回線の接続を開始しました。
大槌町中央公民館に「きく8号」の地上アンテナと可搬型通信実験用端末を設置し、大槌町中央公民館−筑波宇宙センター間において、「きく8号」による最大384Kbps の衛星通信回線を接続しました。
大槌町中央公民館は、現地対策本部であるとともに多くの被災者の避難所となっており、避難されている方々が利用可能なよう2F ホールに人工衛星通信回線に接続したPCを設置しました。
これにより、避難されている方々のインターネットによる生活に関する情報収集、避難名簿確認等の利用が開始されました。

http://www.jaxa.jp/projects/sat/ets8/index_j.html

キク8号と聞いて、脳内に清水愛ボイスが響いた人はどれくらい居るんだろうか。
閑話休題。
携帯電話と異なり、大きな基地局不要で、小型のアンテナ設備のみで直接衛星経由の通信が可能な「きく8号」が、震災発生から僅か11日で被災地に通信インフラを素早く提供できた点について、評価したい。