gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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合成クモ糸繊維の実用化へ開発費8億円増資 鶴岡のスパイバー (山形新聞) - Yahoo!ニュース

石油に頼らない超高性能クモ糸繊維の開発や実用化に取り組むスパイバー(鶴岡市、関山和秀社長)は7日までに、山形銀行が設立した投資ファンド荘内銀行などを引受先に、総額8億円の第三者割当増資を実行した。調達した資金は合成クモ糸繊維の実用化に向け、自動車部品メーカーの小島プレス工業(愛知県)と共同で鶴岡市内に建設する工場の建設費用をはじめ、研究開発費全般に充てる。
スパイバーは、慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)発のバイオベンチャー企業。微生物によるクモ糸タンパク質の人工合成と、それを使った繊維化に世界で初めて成功。次世代素材と目される合成クモ糸繊維は、自動車部品や医療関連など幅広い分野で用途開発が見込まれ、実用化へ大きな期待が寄せられている。
今年2月には、小島プレス工業と共同で工場を建設すると発表。今月中に着工し、10月までに完成させる計画だ。
8億円のうち4億円を資本金に組み入れた。増資後の資本金は7億8033万円となり、残りの4億円は資本準備金とした。
出資に参加したのは、山形銀行と野村リサーチ・アンド・アドバイザリー(東京)が共同で設立した「やまがた地域成長ファンド」や、荘内銀行など4社。やまがた地域成長ファンドは、今回の出資が第1号となった。金額は1億円で期間は10年間。荘内銀行の出資額も1億円。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000144-yamagata-l06

アピア動画でカーボンナノチューブのような糸を作るクモなんてのが登場したが、実際にクモの糸というのは以前からその強度が注目されていたものだったりする。
しかし、狭い環境では共食いしてしまう蜘蛛は、カイコのように大量飼育による家畜化ができない為、ずっと産業化しなかった経緯がある。
近年になって、バイオテクノロジーにより蜘蛛の糸(と同じ成分のたんぱく質)を生成出来る微生物を生み出しているんだとか。
そのうち、スパイダーシルクの肌着とか出来たら、防弾・防刃*1で、アトピーにも優しい*2とか出来たりしてなぁ…。

*1:アラミド繊維より強靭

*2:シルクと同じでたんぱく質由来