gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「公立女子大は性差別」と提訴 福岡の男性、願書受理求める:山陽新聞デジタル|さんデジ

男であることを理由に女子大への入学を認めないのは性差別で、法の下の平等に反して違憲だとして、福岡県内の20代男性が、公立大学法人岡女子大(福岡市)に入学願書の受理などを求める訴訟を福岡地裁に近く起こすことが14日、関係者への取材で分かった。男性が望む栄養士の資格を取れる国公立大は同県内では同大だけで、公立として公平性が求められると主張。米国では同様の訴訟で原告の主張が認められているという。
原告代理人の作花知志弁護士(岡山弁護士会)によると、公立大が性別によって入学資格を制限することの是非を問う訴訟は国内で初めて。
訴えなどでは、管理栄養士を目指す男性は同大入学を希望し、昨年と今年、2年続けて入学願書を出したが、同大は「男性の願書は受理しない」と通知。福岡県内に栄養士の資格が取れる私立大はあるが、同大に比べ学費が4年間で約250万円高いため、入学するのは経済的に難しく、管理栄養士の夢を諦めざるを得ない状況だとしている。
米国では男性がミシシッピ州立女子大看護学校への入学許可を求めた訴訟で、連邦最高裁が州の入学制限を違憲とした判例があり、原告側は主張の根拠の一つとする。
作花弁護士は「教育現場の性差別撤廃を求める国際条約にも違反。今日において公立大に女性のみの入学が許される憲法上の根拠はない」と主張。福岡女子大は「次世代を担う女性のリーダー育成を目的に開学して以来、女子教育に特化している。訴えについては把握しておらずコメントできない」としている。
女子教育の歴史に詳しい梶井一暁・岡山大准教授は「公立女子大はもともと、男性に比べ教育を受ける機会が乏しかった女性の救済などが目的。男性の訴えは、時代の流れの中で変遷している女子大の存在意義をあらためて問うものだ」と指摘している。
文部科学省によると、現在、国公立女子大は福岡女子大のほかに、お茶の水、奈良、群馬県立の3女子大がある。

http://www.sanyonews.jp/article/95689/1/

福岡県内では女子大しかないけれど、隣県である熊本と長崎にも公立で栄養士の資格が取れる大学、それも共学校があるやん。
これが九州全体でその女子大しかない、と言う話なら「おかしい」と思わなくもないが、わざわざ留年してまで女子大に願書を出し続け、裁判にまで持ち込む熱意の向け先がそもそも間違っている、と思うのだが。
「4年間で約250万円高い」と経済的な理由と言うのに、2年も人生を棒に振るような無駄な努力をする「余裕」があると言うのも変な話だし、更には裁判にまで持ち込むと言う辺りに、胡散臭いものを感じざるを得ない。
ただ、福岡女子大が「下手を打った」のは事実だと思う、願書は受理して、別室で受験だけはさせた上で、「面接で適当な理由をつけて100%不合格にする」という手を取れば、裁判にすらならなかったはず。
そもそもの話、仮に受理された、合格もできて、万難を排して通えるようになったとしても、女子大に無理筋通してねじ込まれてきた唯一の男子、なんて「異物」が、他の女子大生から忌み嫌われるのは確定で、どれだけ陰湿なイジメにあうか…。
想像する事すら恐ろしい。
たぶん「イケメンは除く」補正でも、「財閥の御曹司」+「テライケメン」でやっとという難易度じゃないかと。
あと、「公立の女子大と言う存在についての批判」は順当だとは思うけど、それをいきなり是正しろと言うのも無理筋だし、今回の件は「問題提起の為の捨て駒」以上にはなれないと思う。