gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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日本でも尊厳死を 「認めるべき」 が圧倒的多数派に : 大艦巨砲主義!

末期の脳腫瘍と診断された米国の29歳女性・ブリタニー・メイナードさんが、尊厳死が合法化されているオレゴン州に移住。一旦は延期を宣言したものの、当初の予定通り11月1日に薬を飲んで亡くなった。
これを受け、ヤフーの「意識調査」では、「日本でも尊厳死を認めるべき?」という質問がされ、多くの回答が寄せられている。
24日まで行われているこの投票、16日16時35分段階で「認めるべき」が82.8%が圧倒的多数となっている。「認めるべきではない」は9.5%、「わからない/どちらとも言えない」は7.7%だ。
これに対しては「治る見込みがないのに延命。家族の精神的・肉体的・金銭的負担は計り知れない。本人だって口にできないけどきっと苦しい。せめて選ぶ自由くらいは与えてほしいと思う」を含め、「個人の意見を尊重すべき」との声が多いが、「命は偶然的必然性により発生したもの。故意に消滅すべきではない」といった意見も。
ただし、今回の件については「尊厳死」ではなく、「安楽死」の方が言葉としては相応しいと考察する人もいる。そして、日本尊厳死協会はメイナードさんの件について、以下の声明を発表している。
<日本尊厳死協会は、尊厳死を「不治かつ末期の病態になったとき、自分の意思で延命措置を中止し、人間としての尊厳を保ちながら迎える死」と定義している。尊厳死は自然死と同義語で、協会の立場からメイナードさんのケースは明らかに尊厳死ではない。
米国では「医師による自殺ほう助」を尊厳死とする考えは広まっており、同じく自殺ほう助を合法化したワシントン州も「ワシントン州尊厳死法」である。
協会が取り組む「過剰な延命治療を控えて自然死を求める」尊厳死運動は、米国の尊厳死理念と異なることを理解したうえで、わが国の終末期医療の議論が進むことを願っている>

http://yukan-news.ameba.jp/20141116-92/

個人的には、「安楽死」はさっさと認められて欲しい。*1
理由は簡単。
自分が老後に今の老人程、手厚い医療介護を受けられる可能性が無い以上、老後に辛く苦しい時間を、周囲に迷惑をかけまくって引き伸ばされるくらいなら、自分で死ぬ時期を選び、身辺を整理してさっさと逝った方がマシなので。
某老人介護施設の、ベッドに縛り付けられて、手には自傷防止のミトンを付けられて放置されるとか、マジ拷問過ぎ…。
アレの存在を許容しなければ成立しない現行システムの方が異常だと思う。
ただ、日本で「安楽死」を解禁すると、真面目かつ真っ当に生きている人ほど利用率が高くなって、後に残されるのは超個人主義のクズばかり、社会崩壊まで一直線、という懸念はあるかも知れないが。
キリスト教では自殺が禁止されているので、宗教的な意味で禁忌である為、日本より障壁が高いにも拘らず、日本の先を進んでいるのは、日本はある意味で「医療保険があるから、延命しようと思えばできてしまう」という医療保険の功罪があるせいなんじゃないかと思う。
他の医療保険制度が日本より薄い国では、金持ち以外は延命治療なんて、そもそも出来ないのだから。
ぶっちゃけ、「尊厳死」とか「安楽死」に本気で反対している連中って、金と権力が有り余ってて、自分が周囲から合法的に殺される危険を感じている連中なんじゃないかと。
そーいう連中は、どれだけ他人を食い物にしてでも自分だけは生き延びたい、自分から死を願うなんて、想像もしたことが無さそうな連中だろうから。
あとは、自分が社会的に負担を掛けるだけの害虫と言う自覚が僅かでもある連中。国に「安楽死」を求められるんじゃないかという恐怖からの反対って感じ。

*1:尊厳死」は現状でも一部認められているし、自分には当面関係ないので、どうでもいい