ますます加速する世界の食糧問題。救世主となるかもしれない「フローティングファーム」とは？:(*ﾟ∀ﾟ)ゞカガクニュース隊
仮想ｉｆネタの日本を考えた時、メガフロートを利用した食料工場…まんま、この「フローティングファーム」と同じネタを食糧問題解決に使えないかと色々調べてみたんだけど、そもそも食料工場という物自体が高コストで採算性に欠けるという現実、加えて、メガフロートの土地コスト、水の淡水化に掛かるコスト、海上のメガフロートから本土へ輸送するコスト、農業に必要な３大元素を調達するコストなどを諸々考えた時、結局は現行農業と比べて、全く競争力が無いレベルで高コストだ、と結論せざるを得なかった。*1
結局のところ、タダ同然のコストの土地で、タダ同然のコストの水を使い、地産地消で輸送コストを抑え、最初から土中にある３大元素を使って、足りない分だけ足しながら農業する、という「最も経済的な手法」には勝てない。
食糧問題イコール貧困層の人口爆発である以上、高コストな食料が「問題解決」には役に立たない事は明白で、先進国が戦略的に食料自給率を高める為、赤字覚悟でやるのでもなければ、ほぼ価値の無い施策と言える。
もちろん、技術的ブレイクスルーによって、コストが劇的に下がり、競争力を持つ可能性はゼロではないので、研究を無駄と言うつもりは無い。
ただ、現時点では、全く実現性が無い、というだけ。
