川重神戸工場、潜水艦設備を増強 修理用に150億円 ：日本経済新聞

川崎重工業は潜水艦の建造増に備え、2019年度までに150億円を投じて修理用設備を増強する。防衛省は潜水艦の配備隻数を増やす方針で今後、潜水艦の修理需要も拡大する見込み。神戸工場（神戸市）にある５つの棟を順次建て替え、効率的に修理できるようにする。
神戸工場は潜水艦を中心に鉄鉱石などを運ぶばら積み船など一般商船の修理・建造も手掛ける。1995年の阪神大震災を受けて使用できなくなっていた設備・建屋…
(後略)

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ03HOP_T00C15A9TI1000/

オーストラリアの受注とは無関係に、純粋に国内の潜水艦増に備えた拡張なので、これでオージーの受注できなかったら川重涙目、という話ではない。
２０１０年に１６隻プラス練習艦２隻の１８隻体制だったのを、２４隻へと定数増を決定しており、定数増前なら練習艦へ転籍していた筈のおやしお型潜水艦が現役を張っている。
ありていに言えば、１１隻のおやしお型には、「近代化改修」または「延命改修」が必要であり、その為に建造用の２つしか無いドッグを埋める訳にはいかないから、修理用設備を増設する、と言う話なのだ。
実際、既に５隻分の部品取得及び３隻分の艦齢延伸工事の予算が計上されている。