gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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【揺れる市場】中国、取引停止措置を中止 株式市場混乱でわずか4日で撤回 管理の甘さを露呈 - 産経ニュース

【上海=河崎真澄】中国の上海と深センの両証券取引所は7日夜、相場の急変動を防ぐため今月4日に導入したばかりの緊急の取引停止措置「サーキットブレーカー」の運用を取りやめると発表した。8日から実施する。4日に続き7日も同措置が発動され、株式市場がかえって混乱したことに対応するのが狙い。中国市場の管理の甘さが露呈した格好だ。8日以降の取引に悪影響を与える可能性がある。
7日は取引開始から約15分で取引停止となり、制度の欠陥を指摘する声があがっていた。7日の株価急落の背景には、サーキットブレーカー発動で株を売る機会を失うことを恐れた個人投資家が、発動前にパニック的に売り急いだことがあった。
中国証券監督管理委員会は、サーキットブレーカーは「現時点ではマイナスの影響がプラスの効果より大きい」と取りやめの理由を説明している。
中国の株式市場の混乱が世界同時株安を引き起こしており、7日の東京市場は投資家のリスク回避姿勢が鮮明となって株安と円高が一段と進んだ。日経平均株価は4日続落し、終値は前日比423円98銭安の1万7767円34銭と、昨年10月14日以来約3カ月ぶりに1万8千円を割り込んだ。円相場は急伸し、一時1ドル=117円66銭と約4カ月ぶりの円高ドル安水準をつけた。中国懸念のほか、原油価格の下落、北朝鮮、中東情勢の緊迫化もあって、世界経済の先行き不透明感が強まっている。
7日のアジア市場は、中国懸念を背景に軒並み下落して終え、続く欧州、米国市場も大幅安で始まった。
平均株価が年始の大発会から4日続落したのは、平成7年以来21年ぶり。7日は、中国人民銀行人民元取引の対ドル基準値を元安に設定したことで中国経済への懸念が意識され、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが広がったことや中国市場で株式の取引が停止されたことで、売りがかさんだ。東証1部上場銘柄の85%が下落し、ほぼ全面安だった。

http://www.sankei.com/world/news/160108/wor1601080006-n1.html

導入初日に発動、翌5、6日は政府介入で発動しなかったけど全面安、そして7日に再発動。
そんな土石流を土嚢で支えるようなシステムを続けたところで、中国株式市場の制御不能(アンコントロール)ぶりが強調されるだけだし、株安に対して対策を打てるわけでなし、時間稼げるだけで、メリット無いしなぁ。
ちなみに、年末は無理やり介入して株価を上げて終わった反動が今年4日のサーキットブレーカー発動と言われているけれど、そもそも去年の介入の時点で
関連:中国外貨準備は12月末3.33兆ドル、減少幅が月間・年間とも過去最大| Reuters
こんなんだったから、ある意味、政府介入(ドーピング)が切れたら即座に失速して当たり前なんだよね。