gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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【軍事ワールド】史上最強の米戦闘機が復活か…中露ステルス機の脅威論が台頭、最新F−35は「鈍重」と不評買う - 産経WEST

史上最強の戦闘機を再生産する案が米国で持ち上がっている。レーダーに映らないうえ、戦闘機としてほぼ敵機に後ろにつかれることのない機動性を持ちながら、高価格と世界的軍縮のため生産中止になった「F−22ラプター」について再生産を検討するよう、米下院が空軍に命じたのだ。実現すれば世界の軍事バランスを変えるのはもちろん、日本のステルス戦闘機配備計画にも大きな影響を与えそうな計画だが、再生産予算を調達できるまでにはまだ波乱がありそうだ。(岡田敏彦)
(中略)
世界でベストセラーとなったF−16戦闘機の開発に携わった航空機設計者のピエーレ・スプレイ氏は、F−35について「地上軍への近接支援に空対空戦闘、戦線後方への爆撃、全部1機種でできるはずがない」と指摘。「マニューバ(急旋回などの格闘機動)ができない。F−35は戦闘機とされているが、あれはくだらない爆撃機だ」と批判する。
(後略)

http://www.sankei.com/west/news/160511/wst1605110006-n1.html

既にラインは解体されてるし、2020年までに中国やロシアとの大戦争でも起きなければ、再生産は無いでしょ。
それ以降だと、F35が実用レベルで運用されているだろうから、F22の再生産ではなく、F35の大量増産で対応するだろうし。
あと、ピエール・スプレイって戦闘機マフィアと呼ばれる、アメリカ戦闘機開発の第一人者だけど、格闘戦至上主義者だから、傑作機であるF15も、現状唯一成功している第5世代機であるF22もボロクソに貶してた人なので、あんまり信憑性は無い。
ただ、F22も実の所「最強」という印象ばかりが先行していて、実体は厚い機密のベールの向こう側。
高額な機体は、飛行維持費も高額であり、また問題も色々あるらしいのだが、隠蔽されて判らない点もある。
まあ、あれだ。
結局のところ、F22にしろ、F35にしろ、大国同士の総力戦でもなければ出番がないぐらい高性能化している点が、一番の問題である。
冷戦終了からずっと非対称戦ばかりやってて、こんなに高性能な機体はいらねーんじゃねぇか、と減らし始めた所で中露が膨大な軍事費を突っ込んできて追いついてきたから、今更泡食ってる。
世界唯一の超大国でござい、と四半世紀のアドバンテージを誇っていたら、中国のスパイに情報をボコスカ抜かれて、あっさりコピーされましたってオチだし。