痛いニュース(ﾉ∀`) : 正当な理由なく懐中電灯を携帯していた土木作業員を現行犯逮捕…福岡 - ライブドアブログ
福岡県大野城（おおのじょう）市で、土木作業員の41歳の男（いずれも自称）が軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕された。
http://www.j-cast.com/2017/03/12292872.html?p=all
逮捕の理由は、正当な理由なく「懐中電灯」を携帯していたことだった。懐中電灯の何が犯罪にあたるのかと、インターネット上では驚きが広がっている。
(中略)
J-CASTニュースの2017年3月9日の取材に応じた福岡県警察本部の広報課担当者によると、今回の件で男が逮捕されたのは2月28日4時2分、場所は大野城市内の路上だった。容疑の内容については
“「同日3時28分ごろ、正当な理由なく他人の邸宅又は建物に侵入するのに使用されるような器具である懐中電灯を隠して携帯していたものである」
と話している。本人の認否などはあきらかになっていない。
(中略)
一体どういう罪なのか。アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士はJ-CASTニュースの取材に対し、「県警の述べる犯罪事実の概要に照らすと、軽犯罪法上で該当するのは同法1条3号の侵入具携帯の罪であるものと考えられます」と話す。
軽犯罪法1条3号には確かに「正当な理由がなくて合かぎ、のみ、ガラス切りその他他人の邸宅又は建物に侵入するのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」とあり、これに該当した場合「拘留又は科料に処する」と規定されている。
(後略)
逮捕された時間帯を考えると、恐らくは相当に挙動不審で、住宅侵入を疑われるような状況が揃って居たのだろうとは信じたいけれど、逮捕理由が余りにも酷過ぎて、警察による恣意的な逮捕は、現行法の中でも、ここまで悪辣にできるんだ、と言う危機感を感じさせる程度には、酷いニュースだと思う。
ちなみに、工具類を持って居るだけでも、逮捕され得るのは有名な話で、秋葉原で警察によるオタク狩りは本当に酷かった。
一昔前の秋葉原は、電子工作・自作ＰＣパーツのお店が数多く存在し、それを目当てのお客が沢山居た。
彼らは趣味が趣味なので、携帯工具を持ち歩く割合が高く、根が善良なので、警察の職質に快く応じ、そして携帯していた工具を理由に逮捕され、警察官の検挙率アップに利用されたのである。
自分も当時、秋葉原で職質を２回ほど受けたが、ポケットからキーホルダー付の鍵が出て来た時に、若い警察官が悦びに目を輝かせ、それが壊れたペンライトである事を知った時の失望と舌打ち寸前の苦々しい顔は忘れられない。
そして、それだけ悪質で広範な職質を繰り返していたにも拘らず、秋葉原連続殺傷事件を防ぐ役には、全く立たなかったのである。
しかし未だに、オタク狙いの警察官による秋葉原での職質は続いており、ネットを検索すると大量に記事がヒットする様子を見る限り、警察は全く懲りていないどころか、「秋葉原無差別殺傷事件」をオタクの犯罪とカテゴライズ*1してオタクを狙い撃ちにするような職質を繰り返しているらしい。
日本の警察は、総合的に見て先進国でもマシな部類に入る警察だと信じてはいるけれど、法を恣意的に濫用する中世時代のような遅れた側面がある事は、残念ながら否定できない現実である…。
