ロシア紙「安倍首相が去れば解決遠のく」 領土問題など：朝日新聞デジタル

ロシア紙イズベスチヤは「与党の基盤を強化すれば、安倍晋三首相は不満を持つ憲法の改正に取り組める」と指摘。また北朝鮮の核・ミサイル問題に関連し、「日本海にロケットが飛べば飛ぶほど、過去の軍事力を復活させようとする安倍首相の努力を、日本人は必要なものだと考えるようになる」と報じた。
また安倍首相がロシアとの関係改善を進めたとして、「首相が権力から去れば、領土や平和条約の問題解決が遠のく」と伝えた。
プーチン大統領はこれまで安倍首相と１９回会談。日ロは北方領土の共同経済活動など関係強化に取り組んでおり、ロシアは安倍首相の続投を望んでいるとみられる。ただ国営ラジオは「日本は思想的に米国、経済的に中国が大切な存在であり、ロシアはあまり関係がない」とする専門家の見方を伝えた。
安倍首相による突然の解散は、…
(後略)

http://www.asahi.com/articles/ASK9X5Q3BK9XUHBI024.html

これは非常に興味深いコメントだ。
何がって、この記事を読む限り、「ロシアは安倍政権の存続と、ロシアとの関係改善を望み、日本の改憲と、再軍備を望んでいる」と言う事だから。
日本のマスコミや朝鮮人は、安倍首相をアメリカべったりの追従派と目し、そうした論調で報道しているが、ロシアは、アメリカの意向を時には無視してでも、ロシアとの関係改善を進める安倍政権について、必ずしもアメリカべったりでは無く、ロシアとも対話が可能な国である、と考えているのだ。
である以上、ロシアにとって「仕方なくつるんでいる潜在敵国である中国」に対するカウンターとして、「陸続きでは無い」日本が利用できるのだから、日本の再軍費について、核武装はともかく、ある程度までは容認できる、と言う考えなのだろう。
このラインを詰め過ぎると、中国に擦り寄り過ぎて、アメリカの逆鱗に触れた韓国の二の舞になりかねないが、少なくともこの流れ自体は、非常に日本の再軍費にとって追い風になっている。
…そういえば、ロシアは日本のＭＤには文句を言ったが、ヘリ空母などの増強に関しては、中国程に非難してなかったっけ。
いやはや、本当に安倍政権が積み上げた外交的な成果は、外務省が戦後７０年かけた乏しい成果を軽く超えるんじゃないかな。