gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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中国のステルス戦闘機J20が就役 中国メディア「米軍にとって、これは悪夢」と強調|ニフティニュース

2017年11月10日、中国第1陣となる第5世代のJ20ステルス戦闘機が最前線の部隊で全面的に使用されている、と中国メディアが報じた。J20の就役により、「中国空軍は日本・韓国・インド空軍を上回る実力を手にし、実力が世界2位になった」と誇示。「米軍にとって、これは悪夢だ」と強調している。
J20はレーダーに映りにくい特性を備えた第5世代の双発ステルス戦闘機。2011年1月11日に初飛行に成功したと公表された。乗員は1人で中国は詳細を明らかにしていないが、最大速度マッハ2.2、実用上昇限度20000メートルなどと推定されている。
昨年11月、中国・広東省珠海市で開かれた航空ショー「国際航空宇宙博覧会」で、J20は一般に初めて公開され、2機がデモンストレーション飛行を行った。日本メディアによると、1機はすぐに会場の上空を飛び去ったが、もう1機は旋回して再び現れて、会場の上空を低空で飛行し上昇して消え去った。およそ1分間の初公開だったという。
中国網はJ20の就役について、豪州メディアを引用して「地域で性能が最も優れた戦闘機になった」と報道。「中国はこれにより、日本・韓国・インド空軍を上回る実力を手にした。これまで第5世代戦闘機を全面的に使用していたのは米国のみだった」と伝えた。
米国機との比較では「米戦略国際問題研究所がJ20は米国のやや古いF22『ラプター』ステルス戦闘機の真のライバルになり、F35より優れた性能も持つと分析した」紹介。「J20はF22と同じ双発機だが、F35は単発機だ。そのためJ20の方がパワフルで、片方のエンジンが故障したとしても生き延びることができる」との見方を示した。
さらに「J20の機体には三つの大型武器格納庫を収める十分なスペースがある。これはステルス戦闘機にとって極めて重要なことだ」と説明。「うち二つの格納庫はやや小さく、空対空ミサイルを搭載できる。大きめの三つ目の格納庫は、より重い対艦ミサイルもしくは空対地ミサイル・爆弾を搭載できる。対照的にF35とF22には小ぶりの格納庫しかない」と戦力差を指摘している。
その上で「つまり数に限りのある武器を搭載し戦闘に参加するか、翼により大きな武器を搭載することで、ステルス性能を放棄するしかない」と論評。「米空軍と海軍にとって、これは悪夢だ」と述べている。
中国網は別の記事で日本が開発中の先進技術実証機「X2」(心神)について、「米軍事専門紙『ディフェンス・ニュース』は、日本にとって当面の急務はF15Jの改良を米国に依頼し、米軍第5世代戦闘機のF35を積極的に調達することだと論じた」と言及。「米専門家はX2は航空自衛隊にとって『無駄な玩具』と称した」と酷評している。(編集/日向)

https://news.nifty.com/article/world/china/12181-214418/

F22は米本土以外の同盟国に飛来して性能証明がとっくの昔に成されており、F35は国際共同開発。
ロシアのSu57もインドとの共同開発で、開発担当国以外が性能を確認している。
日本のX2も原型となったモックアップを、アメリカに断られたので、フランスでステルス性能に関する調査をしており、これまた性能証明済みである。
対して、中国のステルス機だけは、完全に「自称」なのだ。
内蔵するレーダーも不明、エンジンすら国産エンジンとされているが、初期試作機にロシア製のエンジンが搭載されており、本当に必要な水準の性能を得ているか、全く不明。
u27系列のコピーであるJ11や、F16の流れを汲むラビを原型に開発したJ10、F35を外観コピーしたJ31と異なり、J20は中国にとって初めてと言って良い国産オリジナル機になる。
中国でJ20が熱狂的に支持される理由であるのだが、それだけにその性能に関しては、豪語するだけで証明する事を一切しない。
そんなハリボテを誇示されてもねぇ…。
開発中のF35の様に、試験を兼ねた部隊に配備するならともかく、前線部隊に配備したと言うのが事実なら、無茶苦茶にも程がある。
とはいえ、現代中国人の「まず、やってみる。問題があったら適時修正する。それは失敗では無い」という姿勢の発露と考えれば、まあ理解できる。
日本の場合、官僚組織の弊害で、失敗しない事が最優先で、F3のコンセプトですら纏められず、先送りしようとするくらい、硬直化しているのに比べれば、健全だと思うので。
ただまあ、核開発とか、原子炉の案件も、同様の杜撰さでやってるのだろうから、うんざりするのだけれど。