周回数で細かく値下げしていく回転寿司屋があったら流行るんじゃね？ -はてな匿名ダイアリー-

現時点でも、皿にＩＣタグを仕込んでて、時間経過で自動廃棄する仕組みがあるから、無線で値段表示を変えられるデジタル値札と組み合わせれば、作れる仕組みだと思う。
ただ、個人的には、「あんまり筋がよくない」と思う。
理由は大きく２つ。
１つ目は、「値下げシステム」は、客筋を悪くする。
スーパーの値下げ時間帯に蔓延る、商品をカゴに確保して値下げシールを貼らせる不逞老人どもを例に挙げるまでも無く、値下げに積極的に食いつく連中は、意地汚い。
トラブル多発の原因となるだろう。
２つ目は、「待てば待つほど安くなる」システムは、「客が居座る時間が伸びる」方向にインセンティブを与える。
営業時間が有限である以上、「客の回転率が下がる」施策は、客単価が上がらないとマイナスになる訳で、「値下げして食わせる」という施策は、客単価を上げる要素としては弱い。(むしろ下がるリスクすらある)
マイナスと弱プラスの組み合わせなら、トータル弱マイナスなんだから、金を掛けてまでやるべき施策としては、良い物だとは思えない。
「実際に試してみないと判らない」という意見は判るが、試されてない以上、上を納得させられるだけのプラスを提示できないって事なんだと思う。
ブランド化の王道は、付加価値の高いサービスを提供して、高い値段を取り、客単価を上げる事なんだよね…。