gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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そうりゅう型最新鋭潜水艦「おうりゅう」進水 初のリチウムイオン電池搭載 防衛省 | 乗りものニュース

防衛省は2018年10月4日(木)、三菱重工神戸造船所(神戸市兵庫区)にて、新規建造された潜水艦の命名式および進水式を実施しました。「おうりゅう」と命名されたこの潜水艦は、そうりゅう型潜水艦11番艦にあたります。
(中略)
これまでそうりゅう型で採用されていた鉛電池に代わり、新たにリチウムイオン電池を搭載することで、水中持続力などを向上しているといいます。
(中略)
海上自衛隊の潜水艦としてはもちろん、少なくとも軍事用の潜水艦としては「おうりゅう」が世界初の採用です。
(中略)
ディーゼルエンジンリチウムイオン電池を組み合わせた「おうりゅう」は建造費643億円、ひとつ前の姉妹艦であるそうりゅう型10番艦「しょうりゅう」は、ディーゼルエンジンスターリング機関、鉛電池の組み合わせで建造費513億円(防衛省『我が国の防衛と予算 平成26年度予算の概要』による)です。
(後略)

https://trafficnews.jp/post/81651

鉛電池に貯めた電力と、スターリングエンジンから細く長くエネルギーを得てエネルギー収支の帳簿を複雑化するより、大容量のリチウムイオンバッテリーを使って、シンプルに活動する方が便利。
…という結論から「こう」なった。
日本の潜水艦が、割とオンリーワンな存在で、ドイツの沿岸型小型潜水艦に比べて、大型の艦体で通常動力型としては航続力に優れるのも知ってる。
ただ、やっぱり643億円は高いよなぁ…。
おやしお級の1隻400億円の頃なら、ロス級原潜1000億円、後継のバージニア級1400億円に比べて、2倍以上も高額だから、原潜は金持ち軍隊に任せておけと言う話も理解できた。
しかし、1隻500億円を超え、とうとう650億円に達した現在、米原潜は排水量がそうりゅう型の2倍なので、排水量あたりの価格で考えると、むしろ、そうりゅう型の方が高くすら感じる。
量産効果が効いてないから高いのか、それとも純粋に高いのか…。
潜水艦って、割と「安価な艦種」というイメージがあったのだけれど、次期潜水艦である29SSも、特にライフサイクルコストの低減が要求に盛り込まれていないので、順当に値上がりしそうだよなぁ。
追記。
調べたら、

本体 455.7億円
バッテリー 85.9億円
発電機 22.6億円
ソナー 35.6億円

で、600億円越え、トータルで740億円らしい。
うーん、高い。