gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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CNN.co.jp:BP前CEOに「ドードー賞」、種の絶滅に寄与と認定

(CNN) 非営利組織の生物多様性センターは、米メキシコ湾の原油流出事故で対応に当たった英石油大手BPのトニー・ヘイワード前最高経営責任者(CEO)に、2010年の「ゴム製ドードー賞」を授与すると発表した。
同賞は、絶滅種の典型例としてよくあげられる飛べない鳥「ドードー」にちなんだもので、「絶滅危惧種を絶滅に追いやることに最も寄与した人物」に贈られる。
同センターは「BPはヘイワード氏の下で、大規模な流出は起きないとする虚偽の文書を米政府に提出し、メキシコ湾での原油掘削権を確保した」と述べている。
国史上最悪となった原油流出は数カ月にわたって続き、野生生物当局によると3600羽以上の鳥類が死に、カメなどの生物数百匹にも被害が及んだ。
ヘイワード氏は5月に「自分の生活を取り戻したい」と口を滑らせたことなども問題にされ、7月にCEOの降板が発表されている。
ドードー賞は過去に、2008年米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリンアラスカ州知事など4人が受賞している。

http://www.cnn.co.jp/fringe/30000451.html

この「生物多様性センター」という存在が良く判らん。
日本にも同名の「環境省 自然環境局」の生物多様性センターが存在するが、無関係みたいだし。
閑話休題
個人的に「絶滅種の典型例」と言えば「リョコウバト」かな、と思う。
「鳥類史上最も多くの数がいた」と言われるほどの数を、アメリカ人が肉と羽根のために乱獲し、保護を訴えてもハンターに暴行される始末、野生最後の一羽はハンターが射殺して絶滅させたという「素晴らしい戦果」を誇る史実が、「絶滅種の典型例」っぽくて。
参考:リョコウバト - Wikipedia
ドードーは乱獲より、入植者が持ち込んだ外来種によって卵を食われて、繁殖できずに絶滅したという「生存競争に負けた」側面が強いらしいので、直接人間の手によって絶滅させられた「リョコウバト」の方が、より人間の罪が判りやすいと思うのだけれど、ドードーはオランダ人が主な戦犯だが、リョコウバトは100%アメリカ人の罪なので、環境保護に熱心なアメリカ人としては、おおっぴらにしたくない過去なのかも知れんけど。