gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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住友電工:ナトリウムイオンの新型蓄電池開発に成功−価格10分の1 - Bloomberg.co.jp

3月4日(ブルームバーグ):住友電気工業は、リチウムイオン電池より安価なナトリウムイオンを使った新型蓄電池を開発した。同社広報担当の酒井茉莉氏が4日ブルームバーグに語った。同氏によれば、「特徴はリチウムイオン電池より価格が約10分の1で小型化しやすいこと」という。量産化については現時点で未定としている。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920015&sid=aYvRYJ9gh2qs

うーん、バッテリーは携帯機器の高性能化と消費電力増加で、価格よりも性能が重視される状況だから、あんまりメリットが無さそうな。
でも、車載用など、大きさで容量をカバーしている製品に関しては、バッテリー価格が重要になるから、そっち方面では需要が大きいかも。

日経新聞電子版は4日、住友電気工業がリチウムイオンに代えて安価なナトリウムのイオンを使う新型の蓄電池を開発したと報じた。
リチウムイオン電池より価格が約10分の1と安く小型化が可能。車載用や住宅向けの次世代蓄電池として2015年の商品化を目指す。
エネルギー密度は一般的なリチウムイオン電池の約2倍。電池の小型化も可能になり電池の材料はすべて不燃性で高温や衝撃に強く、発火の恐れも少ないという。
ナトリウムは豊富に存在し、リチウムより安く購入できる。新型電池の価格は1キロワット時あたり2万円を見込む。現在の価格水準では国産リチウムイオン電池の10分の1、安価な中国製と比べても5分の1程度。
技術的な課題はリチウムイオン電池が常温でも稼働するのに対し、新型電池はセ氏80度を維持する必要がある点。
当面は常時稼働するEVタイプのバスや住宅用蓄電池などでの普及を想定している。新型電池に関する特許は住友電工と京大が申請中。

http://trendwatch-jp.blogspot.com/2011/03/blog-post_04.html

うーん、エネルギー密度とコストが安くても、80度の高温を維持ってのは、ハードル高くね?
でも、元は300度だったらしいので、かなりの「低温化」は進んでいるのか。