gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「警察・検察をはめてやりたかった」 なりすまし事件、“犯行声明”メールがTBSに届く - ITmedia ニュース

大阪・三重で逮捕された男性2人のPCから遠隔操作が可能な不正プログラムが見つかった事件で、TBSは10月15日、「私が真犯人です」と手口の詳細を記したメールが同局に送られてきたと報じた。
メールに書かれたこれまでの事件の犯行内容は警察が公表していない事件の詳細と一致しており、警視庁はメールの解析に乗り出したという。
TBSによると、犯行声明メールは大阪、三重の事件のほか、横浜市のWebサイトに犯行予告を書き込んだとして今年7月に大学生が逮捕された事件についても自分がやったとしているという。
メールには「警察・検察をはめてやりたかった、醜態をさらさせたかったという動機が100%です」「ある程度のタイミングで誰かにこの告白を送って、捕まった人たちを助けるつもり」と記されているという。
TBSによるとメールが届いたのは10日。信ぴょう性を取材・検討した結果犯人から送られた可能性があるとして15日に放送した。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1210/15/news062.html

つくづく、日本のサイバー対策は半世紀遅れている(インターネットの普及が95年なんで、つまり全く論外)という事実が浮き彫りになったと思う。
ダウンロードの違法化についても、Winny開発者の逮捕にしても、技術に対する規制が近視眼的かつ安易で、ダビング10やB−CASカードでもそうだけど、技術の発展や進歩に無理解なノウタリンが安易に規制を作り、その先にあったであろう芳醇な果実を無駄に腐らせるという、事を繰り返している。
まるで、金のガチョウの腹を割く目の前しか見えない欲張りのよう。
この犯罪に巻き込まれた被害者は大変お気の毒だけど、誤認逮捕の際に行われた「警察の犯罪(足りない証拠で脅迫して犯罪を認めさせる)」をきちんと糾弾し、二度と繰り返さない、そして真に実効力を持った専門技術部署を設置する事こそが、今回の事件を無駄にしない唯一の道だと思うのだが…
サイバーなんちゃら課とか警察官僚はちっとも懲りていないだろうなぁ…。