gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

中国車を笑えない? 20年前の日本車のクラッシュ実験が衝撃的【動画】 | clicccar.com(クリッカー)

グローバル化の中で、本国では旧車に属するモデルも新興国などで継続生産されているケースは少なからず存在します。『46年の歴史にピリオド!ワーゲンバスT2が生産終了に!!』というニュースもありましたが、日本車もその例には漏れません。
たとえば、日本では1990年にデビューした7代目の日産サニー(B13型)が、地球の裏側あたりでは現行モデルというのはご存知でしょうか。
そうです、メキシコにて「Tsuru(ツル)」という名前で販売されているのです。
そんな「Tsuru」を、現代の基準で衝突安全性能を測ってみると、どうなるのか。ラテンNCAPが、そのフロントオフセット衝突の実験映像を公開しています。
エアバッグのついていない車両というのは、2013年では考えにくいものですが、ルーフまでグシャリとひしゃげている様も、また21世紀としては驚きの衝撃映像では? なお評価は、フロントが17点満点で1.0点、リヤは49点満点で0点と厳しいものになっています。
ちなみに、メキシコのおとなり、アメリカ向けのサニー(現地名:セントラ 2008年モデル)の衝突実験映像で確認すると、その20年近い安全性能の進化を感じることができるかもしれません。

http://clicccar.com/2013/08/25/228861/

この記事を書いた奴はアホだろ?
関連:前面衝突試験 - Wikipedia

前面衝突試験(ぜんめんしょうとつしけん)は、新型車について時速50kmでコンクリートバリアに正面衝突させて一定の基準をクリアすることが求められた自動車の保安基準に関する試験で、1993年1月に改定された「道路運送車両の保安基準」により、1994年4月以降の新型車について義務付けられたもの。継続生産車には1996年1月から、輸入車は1999年4月から適用されている。
(中略)
米国のFMVSS(=Federal Motor Vehicle Safety Standards:全米自動車安全基準)は、世界で最も厳しい内容と言われている。欧州でも1998年からECE(欧州経済共同体)基準でオフセット及び側面衝突試験が導入されており、日本のカーメーカーはこうした欧米の安全基準をも満たす形で衝突安全ボディーを開発してきている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E9%9D%A2%E8%A1%9D%E7%AA%81%E8%A9%A6%E9%A8%93

と言う訳で、20年前の時点では安全基準として評価されていなかったのだから、当時の安全設計ではオフセット衝突に対する耐性が低いのは当然*1なのに、わざわざオフセット衝突で評価するというのが意味不明。
例えるなら、「(3D演算チップの無い)20年前のPCじゃ、3Dベンチマークソフト動かないプギャー、去年発売だけど中国のPCでも動かないから、中国を笑えないよね?」と言うようなモン。
無茶苦茶だ。
元タレが暇つぶしに書き散らしたこんなゴミ記事で金を貰えるって、車業界の専業ライターって、コレ以下の仕事しか出来ないって事なのだろうか…寒い時代じゃのう。

*1:万が一に備えて無意味に頑丈な車を作るのが正義とか言い出すアホは居ないと信じたい。強度UPはイコール重量増であり、重量増は車の運動性能全般と燃費にマイナスになる。非エコ行為