gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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「空中戦力」の日中比較 質量で劣る日本に全く勝ち目なく2時間で全滅させられる : 大艦巨砲主義!

中国メディア・台海網は27日、日本と中国の空中戦力を比較し、「日本が中国に遠く及ばない」とする評論記事を掲載した。
記事は、「中立かつ客観的な角度から、日中両国で参戦可能な空中戦力について比較、分析を行う」とし、日本の航空自衛隊を紹介。西部、南部、中部、北部の部隊に別れており、「F−2」、「F−15J」という2種類の戦闘機が主戦力になっているとし、尖閣諸島で中国と全面衝突の事態となったときには北部の部隊がロシアの警戒にあたり、残り3つの部隊が動員されることになると解説した。
そのうえで、3つの部隊に配備されている戦闘機は合わせて「F−15J」が105機、「F−4E」が59機、「F−2A/B」が20機であるとし、もっとも性能的に優れているF−15Jが、中国の戦闘機である「Su−27」、「J−10A」、「J−11A」と同レベルだと紹介。一方で、「J−10B」や「J−11」といった改良型戦闘機に比べるとレーダー性能は非常に大きく劣ると分析した。
さらに、F−2戦闘機については「空中戦で荷重がかかっている状況では機動性がわが国の第3世代戦闘機(世界的には第4世代)の相手にならない」と評価。F−4Eに至っては「さらに憐れ」とし、翼面荷重や推力重量比において「わが国の戦闘機より劣っている」とし、中国との戦闘任務を担うことはできないと断じた。
記事は、中国の第3世代戦闘機600機と戦い得るのは、F−15J戦闘機105機しかないと論じるとともに、那覇基地にある19機を除く他の基地に配備されているF−15Jが作戦に参加するには、給油機の助けが必要であるとした。
一方で、中国は尖閣諸島海域の作戦に出動可能な飛行場が27カ所あり、戦闘機も200機を超えていると紹介。給油機なしで1日最多4回出動できるとしたうえで、1日あたりのべ800機の戦闘機が同海域での戦闘に参加しうるとした。
また、10分間隔の空中戦ごとに双方が10のエレメント(2機編隊)を出動させたばあいは3時間で、30のエレメントを出動させたばあいは2時間で日本の空中戦力を消滅させることができるうえ、自機の損失は30機以内に抑えられるとシミュレートした。
さらに、仮に日本が動員しうるすべての空中戦力を尖閣諸島海域に投じたばあい、日本本土は「徒手空拳」状態となり、中国は瀋陽、済南、北京の軍区に配備された爆撃機で日本本土を思いのままに爆撃することが可能だとも説明。そして、「中国空軍はすでに十分強く、日本にはそもそも中国と決戦を繰り広げる元手がないのだ」と総括した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000011-scn-sci&pos=1

現時点では、ね。
第4次FXの遅延で、日本の防空に大穴が空く事は既定路線だったし、今から5年程度は日本の防空戦力が一番低下している時期だから、仕方ないよね。
ただ、幾らなんでも、最大限好意的に見積もってF16C/D相当のJ10AがF15J相当ってのは、フカし過ぎ。*1
J10Aを除けば、Su27とJ11Aは合わせて300機強しか無い筈。
だから、F35を40機導入して、90機をF2改へアップグレードし、100機をF15J形態二型までアップグレードできれば、300対230機(内40機は第5世代型、残りは第4.5世代型)という状況になるし、AWACSとリンクした状態なら、レーダー能力の劣勢も関係なくなるし、海上艦からの支援攻撃も期待できる。
…そもそも、AWACSでもあるまいし、400km先から撃てる超長射程空対空ミサイルなんて無いんだから、搭載武装の射程を大きく超える探知距離の長さなんて、宝の持ち腐れなのよね。

(前略)
さらに、仮に日本が動員しうるすべての空中戦力を尖閣諸島海域に投じたばあい、日本本土は「徒手空拳」状態となり、中国は瀋陽、済南、北京の軍区に配備された爆撃機で日本本土を思いのままに爆撃することが可能
(後略)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150730-00000011-scn-sci&pos=1

それは全く同じ事が中国に言える訳で、特に中国の周辺には、インド・ロシアと言った利害対立国があるから、そもそも冒頭の保有全機である600機を動員する、と言う事自体が不可能なんだがね。
…というか、本土防空を空にしたら、世界で最大の長距離爆撃機保有国のアメリカから好き放題に爆撃される、と言うリスクは全く考えていないのかね?

*1:改良型のJ10BやCも、アビオニクスの改良が主だし…