リオオリンピックの会場が半年で廃墟化 - GIGAZINE

リオオリンピックでは治安の問題などを抱えながらも、きらびやかな五輪公園などのオリンピック施設が建設されましたが、開催前に行われる予定だった貧民街の整備は行われず、開催中もプールの水が緑色になるなどの問題が起きていました。そして、リオオリンピックが終わって6カ月が経過した2017年2月現在、マラカナンスタジアムは電気代が未払いのまま閉鎖されており、オリンピックで実際に使われたスタジアムや五輪公園も荒廃の一途をたどっていることが報道されています。
(中略)
利用者も運営者もおらず、有効活用ができていない五輪公園ですが、地元の子どもたちにとってはとても広い遊び場になっているようです。

http://gigazine.net/news/20170215-rio-olympic-after-six-months/

ちなみに、１９６４年の東京オリンピック由来の施設は、案外残って居たりする。
国立競技場とか日本武道館、代々木競技場、駒沢オリンピック公園とかあるし、選手村も国立オリンピック記念青少年総合センターとして生まれ変わっている。
ただ、戦後の荒廃したインフラをオリンピックという機会に作り上げた先のオリンピックと異なり、今更日本でオリンピックする場合、特に地価の高い東京だと、作った施設はすぐに潰して転用する事になるから、掛けたお金はほぼ全て使い捨てである。
その意味でも、持論として「先進国で開催するオリンピックに大した価値は無い」と常々思って居るのだが、リオに限らず、世界規模のイベントを開催できる競技場を「国内で使いこなせるか否か」は別問題と言うか、身の丈に合わない競技場を「国威掲揚」の為に作って、こんな感じで廃墟になる事例は、枚挙の暇が無いと聞く。
人口も多く、経済的にも発展している中国ですら、オリンピック施設の多くが悲惨な事になっているらしいし。
ただまあ、オリンピック自体が、金儲け主義が酷くて、既にその価値を失いつつある、とも思って居るが。