gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

はてなダイアリーが更新できなくなったので、泣く泣くこちらに移行。使いづらいようなら、別なサービスへの引っ越しも検討する予定。元ダイアリー:http://d.hatena.ne.jp/gayuu_fujina/

AlphabetのXラボがエネルギー蓄積プラント開発中――塩と不凍液でタービン駆動 | TechCrunch Japan

再生可能エネルギーに関しては経済的な蓄積の方法が大きな課題となっている。これについてはTeslaやトヨタなど多くの企業が解決を試みている。ここにAlphabet Xラボ(以前のGoogle Xラボ)が参入した。 XラボのMaltaプロジェクトは商用電力網に利用できるスケールでの電力蓄積プラントの実現を目指す。
Bloombergによれば、Maltaプロジェクトは高熱の塩と不凍液の一種を利用したタービン発電システムだ。このシステムははリチウム・イオン電池より高い効率で安価にエネルギーを蓄積することを目指している。Teslaはリチウム電池を利用したPowerpackによるエネルギー蓄積をハワイのカウアイ太陽光発電施設でデモした。
(中略)
作動の仕組みはこうだ。2種類のタンクを設置し、一方に塩、もう一方に不凍液(に似た炭化水素液)を満たす。太陽光、風力などの再生可能エネルギー源から生み出された電力でヒートポンプ(冷蔵庫に似た仕組)を動かし、高温の空気と冷気を作り出す。高温空気は塩を加熱し、冷気は不凍液を冷やす。電力を取り出す必要が生じると、プロセスを逆転し、発生した高圧気体でタービンを駆動して発電する。
(後略)

http://jp.techcrunch.com/2017/08/01/20170731alphabets-x-lab-is-working-on-renewable-energy-storage/

リチウム・イオン電池は95%という高効率な充放電効率と、高いエネルギー密度を兼ね備えているが、高価である。
…さて、電力を熱エネルギーに変換して蓄え、熱エネルギーを運動エネルギーへと再変換するプロセスで、リチウム・イオン電池の充放電効率95%を超える性能を達成?
不可能だろ。
ガス・タービン発電で高効率と言われる熱交換率で、60%なんだから。
記事に勘違いがあるか、飛ばしじゃないのかねぇ?