gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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透析中止報道 「福生病院は悪くない」|Dr.和の町医者日記

透析中止報道 「福生病院は悪くない」|Dr.和の町医者日記
割と、この意見に同意かなぁ。
関連:透析中止で死亡 倫理委員会は当初から開かず 院長「必要ない」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
色々調べて、透析学会のガイドラインに沿わない運用がされていた、と言う事実が判ったが、ガイドラインでは「倫理的な問題に対しては倫理委員会や外部委員会などの助言があることが望ましい」という倫理委員会の設置を、現場としての病院が「外部委員を呼ばなくてはならないなど、開くのに苦労する。1回ごとに開くのは非現実的だ」として運用出来てない訳で、この場合、ガイドラインが「努力目標」としての「望ましい」と記載されている状況を拡大解釈して「ガイドライン違反」と責めるのは違う気がする。
もっと現実的に運用可能で実効性があるガイドラインの「すべき」という内容を無視していたならともかく、倫理委員会や外部委員会の助言を得たとしても、この件では発端になった発言が、旦那の心の弱さが原因に見えるので、悪い言い方をあえてするなら、医者がこの旦那を言いくるめて納得させられていれば、問題にならなかった、と言うオチじゃないかと感じる。
他の医者の記事*1でも、

(前略)
一人一人にとっての最善が違う以上、その人にとっての正解は何かは誰にも分からない。
(中略)
「結果」ではなく、一緒に悩む「過程」を大切にする
(中略)
この「透析中止」の報道での核心は、この部分であると思う。十分な選択肢の提示と納得のいく対話が行われていたのか否かなのかが問題
(後略)

https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/664550/?category=opinion

という言葉があったが、まさにこれと言うか、この問題の本質は、個人の「納得の問題」が拗れたという話なのかな、と思う。