gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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放射能商品販売 ⇒ 不当逮捕 ⇒ 敗訴・有罪判決 -探偵ファイル-

放射性商品の販売で逮捕された、元代表の裁判が終了した。
 ※元代表インタビュー  前編  後編
結果は敗訴
「明らかな不当逮捕」だったのに……再び、元代表を直撃。
――裁判はどんな感じで進められた?
法廷は3回開かれ、おおよそ、罪状認否 ⇒ 最終弁論 ⇒ 判決、でした。
――敗訴の理由は?
文部科学省も「経済産業省も販売して問題なし」としている点は完全無視され、数値を知らないまま販売したとの断罪です。数値は知りませんでしたが、先の省庁が問題なしとし、ましてや世間にトリチウム製品がありふれているのに、再度数値を調べなかったのが悪いという判断。
この論理だと、毒入り冷凍餃子を輸入販売した人間が悪いって話になります。
製造元も問題なしと言っていたので、理解に苦しみます。
――裁判の勝算は?
弁護士さんは、8割くらい勝てる自信があったようです。
自分もがっかりしましたが、弁護士さんは相当ショックを受けてました。
――裁判の内容は?
検事の最終弁論は、かなり無茶苦茶でした……要約すると、
▼ 自白の強要はなかった
▼ 猫など動物ごときは心配に値しない
▼ 一緒に逮捕された相方の娘は17歳で心配に値しない
未必の故意、販売しなければならない強い意志があった
「罰金刑だから」とか言っていたのは何なんですかね?
警察の取り調べは録音も録画もしないので、やり放題。
特に猫や娘の心配の件は、人間として終わってるとしか……
17歳の娘を22日間も置いていくなんて、心配しない人は居ません。猫に関しても同様です。
裁判傍聴者は「検察と裁判官がグルなのがよくわかった」との感想。
裁判終了後、
検察官が裁判官に「ありがとうございます」と言った
……とのこと。
小龍氏は提訴し、今後も戦うという……

http://www.tanteifile.com/diary/index4.html

こうして、日本警察の高い逮捕率は維持されましたとさ。
警察冤罪がレアケースだから、取調べの可視化は弊害の方が多い、というのが「取り調べの可視化」に反対する警察の論拠なんだけど、こういう話を聞くと、警察の取調べの可視化に拠る弊害より、可視化しない事に拠る冤罪発生の方が、実は多いんじゃないかと思う。
学校の閉鎖性が腐敗の温床になっているように、取調べの密室性が、警察のモラル低下を招いているのではないかと言う疑念が尽きない。