北朝鮮はいつでも核ミサイル発射可能、攻撃あれば反撃＝駐英大使| ワールド| Reuters

［ロンドン　２０日　ロイター］ - 北朝鮮の玄鶴峰駐英大使は２０日、北朝鮮はいつでも核ミサイルを発射することができ、攻撃を受けた場合は反撃すると述べた。
同大使は英スカイニューズのインタビューで、「米国は核兵器による攻撃が行える唯一の国ではない」と発言。スカイニューズの、これは北朝鮮は現在、核ミサイルを発射する能力をもっているということかとの質問に対し、「いつでも発射できるということだ」と答えた。
そのうえで「米国が北朝鮮を攻撃すれば、われわれは反撃する。われわれは通常兵器による攻撃には通常兵器で、核兵器による攻撃には核兵器で反撃する。われわれは戦争は望まないが、戦争を恐れてはいない」と述べた。
また、米国と韓国による合同軍事演習は挑発的として、非難した。
北朝鮮は１９９３年に核拡散防止条約（ＮＰＴ）からの脱退を宣言している。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0MG2MI20150321

実は、北朝鮮を国家承認していない国は、少数派だったりする。
アメリカ、日本、フランスを除けば、当事者たる韓国を含め、エストニア、イスラエルと言った小国ばかりであり、国交がある国には、当然、大使館がある。
さしあたっては北朝鮮への国際圧力が低いので、「核兵器による攻撃には核兵器で反撃」と言い繕っているが、過去には「先制核攻撃」を仄めかして恫喝外交までやらかした前科のある国だけに、こんな空疎な発言がニュース化されるという事自体が、珍しい。
ちなみに、大朝鮮こと中華人民共和国も、アメリカの参戦は核攻撃に準じるから核反撃可能であるといった意味の妄言を吐いた軍高官の存在が示す通り、戦術核兵器の先制使用を組み込んだドクトリンを密かに準備しているのは明白であり、周辺国との限定戦争が発生した際に、負けそうになったら「現場の判断」で核兵器が使用されかねない危うさを持っている。
まあ、子は親に似るとは、良く言ったものである。