北朝鮮“クリスマスプレゼント” 挑発的な動き確認されず | NHKニュース

北朝鮮“クリスマスプレゼント” 挑発的な動き確認されず | NHKニュース

北朝鮮が「クリスマスのプレゼントに何を選ぶかはアメリカ次第だ」として、何らかの措置を取る可能性を示唆しましたが、これまでのところ、挑発的な動きは確認されていません。また、今月下旬に開催するとした朝鮮労働党の中央委員会総会も確認されておらず、各国は引き続き北朝鮮の動向を注視しています。
北朝鮮外務省は今月、「クリスマスのプレゼントに何を選ぶかはすべてアメリカの決心にかかっている」とする談話を発表し、米朝の非核化協議をめぐり、アメリカが打開策を示さなければ何らかの措置を取る可能性を示唆しました。
アメリカの現地時間では25日午後になりましたが、これまでのところ北朝鮮による挑発的な動きは確認されていません。
韓国国防省の報道官は、26日午前の定例会見で「アメリカと協力して北の動向を監視している。わが軍は、多様な軍事的な状況に備え、態勢を維持している」と述べました。
これに関連して、専門家などの間では、中国とロシアが国連の安全保障理事会で、北朝鮮に対する制裁の一部緩和を求める決議案を提出したことから、北朝鮮が、各国の出方を見極めようとしているのではないかという分析も出ています。
一方、北朝鮮は、重要政策を決定する朝鮮労働党の中央委員会総会を今月下旬に開催すると予告しましたが、これまでのところ総会の開催は確認されておらず、各国は引き続き北朝鮮の動向を注視しています。
(後略)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191226/k10012228871000.html

そりゃ、２４時間体制で、弾道ミサイル専門の光学／電子情報収集機であるＲＣ１３５Ｓ(コブラボール)に、対地版早期警戒管制機であるＥ８(ジョイントスターズ)が張り付いている状況で、ぶっ放したら即座にアメリカに撃墜されて、金正恩(人造人間19号)の面目が丸つぶれ、トランプが勝利宣言って状況だったから、撃つに撃てなかったんだろう。
北朝鮮唯一の勝利条件は、「火星１５(ＫＮ２２)に準じる大陸間弾道ミサイル(ＩＣＢＭ)を太平洋に向けてぶっ放して、アメリカが迎撃も出来ずに、太平洋側に届く」であり、そうなれば、最高のプレゼント(アメリカ人の悪夢)になっただろう。
特に火星１５(ＫＮ２２)は輸送起立発射機(ＴＥＬ)で発射可能だから、ワンチャンあったかもしれんけど、わざわざＥ８(ジョイントスターズ)まで持ち込んでいた辺りのアメリカの本気度を考えれば、リスクメリットを勘案して、賢明にも諦めたのだろう。
ちなみに、ＲＣ１３５Ｓ(コブラボール)はアメリカでもたった３機しか保有していないレア機体であり、今回のミッションでは、２機が１２時間交代２４時間体制で運用されていたとか。
この時点で、どれだけアメリカが本気だったかが伺えるだろうし、日本人が考える以上に、今回の緊張レベルは高かったと言えるだろう。