gayuu_fujinaの愚草記 (別館→本館)

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痛いニュース(ノ∀`) : リニア計画に異論「速さだけが夢なのか」/神奈川 - ライブドアブログ

速ければいいのか−。「夢の超特急」とうたわれるリニア中央新幹線計画に異を唱え続ける人がいる。千葉商科大大学院客員教授の橋山禮治郎さん(73)。
(前略)
「リニアは確かに速い。だが、優位性はそれだけだ。事業の失敗は目に見えている」
政策評価、公共計画の専門家として、国内外の大規模プロジェクトの成否を検証してきた経験に照らし、そう断言した。
■哲学感じられない
(前略)
「鉄道などの旅客事業に求められるのは利用者に喜ばれるか否か。さらに投資が回収可能な採算に乗るかどうか。利用者、事業者双方に望ましいプロジェクトならば成功する」
(前略)
リニア導入ありき。そこに破綻の芽は生まれる。甘い需要見込みだ。
(前略)
■興味持つ国はない
山梨リニア実験場で新型車両に試乗した菅義偉官房長官は言った。「先進的で挑戦的な技術。日本のインフラ輸出の大きな武器になる」。安倍晋三首相も2月のオバマ米大統領との会談でリニア技術を売り込んだ。
橋山さんは首をかしげる。「本当に素晴らしい技術ならとっくに実用化されている。もうどの国も興味を持っていない」
(前略)
重なる懸念がある。鉄道事業は電気やガス、通信と同じ公益事業だ。「失敗したからといって自業自得では終わらない。国が援助することになる。つまり、赤字の穴埋めに税金がつぎ込まれる」。経営破綻した日本航空の再建問題、福島第1原発事故後の東京電力への公金投入は記憶に新しい。
■空疎の文字浮かぶ
(前略)
経団連米倉弘昌会長は20年の東京五輪開催に合わせた開業の希望を口にし、「せめて名古屋まででも乗れればと思う」。思えば、新幹線は1964年、東京五輪の年に走りだした。
いつの世も、人は速さに絶えざる夢を見、自らの飛躍を重ねて胸を躍らせるものなのか。「いや、今度は違う。多くは『速くていいんじゃないかな』といった程度の受け止め方ではないか」。空疎の2文字が浮かぶ。時代は違うのだ。「夢を見るのもいいが、覚めてしまえば夢は終わる」。かつてのような経済成長はもはや望めない。
2時間のインタビューを終えると、席を立ちながら笑った。
(前略)
あえて聞いてみたくなった。橋山さん、リニアに乗ってみたいですか? 「新しい技術にはアクシデントがつきもの。危なくて乗ってられない」。そもそも、と続けて「移動には目的がある。私には名古屋に急いで行く用事もない」。奇人どころか、胸にすとんと落ちる答えが返ってきた。
◆はしやま・れいじろう
慶応大学経済学部卒。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)調査部長、日本経済研究所専務理事などを経て、千葉商科大学大学院客員教授政策評価、公共計画の専門家として、国内外の巨大開発の成否検証に携わる。73歳。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309190015/

こーいう前例主義と言うか、既存の枠組みの中でしか思考できない文系脳が高級官僚トップに君臨し、予算を切り分けているから、日本は戦後ずっと技術立国の大部分を民間主導で行うしかなかったのだと思う。
そして、それゆえに多くの技術開発に於いて、世界の後塵を拝してきたのだと。
新しい技術と言うものは、誰かが金を出さなければモノにならないのだ。
「本当に素晴らしい技術ならとっくに実用化されている」なんてのは技術立国を謳う先進国の官僚として、腹を切ってほしいレベルの恥ずべき発言でしかない。
実現すれば素晴らしいと判っていても、その国の技術力では実現までの困難と割に合わないから手を出せない、なんてのは幾らでもある話で、金と技術のある先進国がトップを切って開発しない限り「実用化」なんてのはされないものなのに、金も技術もある先進国の高級官僚が、パクリしか眼中に無い中韓人民のような知見しか持たない事に暗然とする
だから、ダムとかハコモノとか、アホでもわかるような公共計画しか立てられないんよだと。
奇人じゃなくて、単なる低能でしょ。